夏の甲子園大会が開幕し、センバツ優勝の健大高崎の2年生エース・石垣元気投手が153キロを記録した。2年生投手では済美・安楽智大の155キロに次ぐ甲子園2番目の球速となった。
ノーヒットリリーフ
この日は先発した左腕の下重賢慎投手が0−0の4回に1アウト満塁のピンチとなり、青柳監督は石垣元気投手をマウンドに送る。すると石垣投手は151キロのストレートで押し込む投球でファーストゴロの併殺に打ち取った。
その後も最速153キロの最速の他、150キロ以上を15球も投げた他、カーブで緩急をつける投球で、9回までの5回2/3を投げてノーヒット6奪三振無失点と圧倒的な投球を見せた。登板時のピンチを抑えた事には「エースとしてここはゼロで抑える」と話し、同じく2年生で故障で離脱した佐藤龍月投手のことを思い「佐藤だったら、ここは抑える。自分も負けたくない」と話した。球速については「もうちょい出るかなと思った」と話した。
この日は12球団のスカウトが視察をしたが、
中日・松永スカウト部長:「力感なく簡単にスピードが出る。素材は良く、今後が楽しみ」
巨人・水野スカウト部長:「これまでも見ていますが、だんだん良くなっていますね。来年は大注目の投手になると思います。」
広島・高山スカウト:「指にかかったボールはプロでも通用する、いい素材。制球の精度を上げるともっと評価が上がるはず。順調に成長している投手だね。」
横浜DeNA・稲嶺スカウト:「あの体の大きさで、力感なく自然なフォームでスピードボールを投げられる。イニングによって制球が乱れるのを、これからどれだけ修正できるかが、これからの1年の成長にかかっている。楽しみですよ。」
オリックス・岡崎スカウト:「球速が出るのはすごい武器。来年のドラフトで目玉になる選手であるのは間違いない」
と来年のドラフトの目玉になると評価した。
来年のドラフトについてはもう間違いないというレベルに達している。この夏は佐藤投手の離脱により、石垣投手の登板が多くなりそうだが、ここが一つの正念場で、故障なく乗り切って欲しいと願う。
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