【高校野球】滝川二・藤本絆那投手&内海皇城投手が市和歌山戦で力投、8球団視察の逸材と150キロ目指す右腕

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兵庫・神戸市内の滝川第二高校グラウンドで、同校と市和歌山高校による年内最後の練習試合が行われ、滝川二が7-4で勝利した。この試合では、すでにNPB8球団が視察に訪れているプロ注目の最速145キロ右腕・藤本絆那投手(2年)が先発。さらに2番手として登板した内海皇城投手が4回無安打無失点の快投を見せるなど、来春以降の飛躍を予感させる投手戦を展開した。

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「背番号10」の逸材・藤本、強打者相手に内角攻め

先発のマウンドに上がった藤本絆那投手は、身長181センチの長身から145キロの速球を投げ下ろす。今秋は背番号10ながら、夏の神戸国際大付戦で2回パーフェクト投球を見せて注目され始め、秋も県大会の報徳学園戦で3回1失点とその力を見せ、既に8球団が視察をするなど、スカウトの熱視線を集めている。

この日は初回に4安打を集められ3失点と苦しい立ち上がりとなったが、2回以降は修正。「今日は内角に投げ切れたことが良かった。スピードだけでは勝てない」と、課題としていた内角攻めや、カットボール、スプリットなどの変化球を積極的にテスト。5回を投げて被安打6、4失点という結果に終わったものの、強豪・市和歌山を相手に「最後に直球で押せたところは成長」と手応えをつかんだ。

OBの坂井陽翔投手(2023年東北楽天ドラフト2位)に続くプロ入りも期待されるが、本人は「今は目の前のことに集中していきたい」と冷静。冬の間に筋力アップと変化球の精度向上に励み、「三振が取れる投手」への進化を誓う。

「4回完全」の内海皇城、夏へ向け「150キロ」宣言

藤本投手の後を受け、6回からマウンドに上がった内海皇城投手は圧巻の投球を見せた。「4イニングと決まっていたので全力で投げようと思っていました」と、気迫のこもった投球で市和歌山打線を沈黙させ、4回を被安打0、無失点に抑え込んだ。

報徳学園戦での敗戦を機にフォームを見直し、最速138キロだった球速も上昇中。「最後の夏に150キロが出せるように、もう一度フォームを見直していきたいと思います」と、さらなるレベルアップと大台突破を目標に掲げた。

兵庫に来年も注目投手がおり、激戦区・兵庫の高校野球は熱そうだ。

藤本絆那 プロフィール

  • 氏名: 藤本 絆那(ふじもと・きずな)
  • 所属: 滝川第二高校(2年)
  • 出身: 兵庫県淡路市(一宮中卒)
  • ポジション: 投手
  • 投打: 右投右打
  • 身長・体重: 181cm、79kg
  • 主な特徴や実績: 最速145キロの直球を武器に、打者を押し込む力強さが魅力。背番号10ながらNPB8球団が視察済みの逸材。冬の課題は変化球の向上と筋力アップ。
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高校野球の滝川二(兵庫)は24日、市和歌山(和歌山)と神戸市内の同校練習場で年内最後の練習試合を行い、7―4で勝利した。
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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