ドジャースが花巻東・大谷翔平投手の獲得に電撃訪問!

大谷翔平, 花巻東

 プロ志望届けを提出した花巻東・大谷翔平投手に、ドジャースのホワイトGM補佐、エーシー興梠(こおろぎ)アジア部長、小島圭市極東担当スカウトが訪れ、佐々木監督と1時間40分の会談を行ったことがわかった。

 大谷翔平投手は授業のため参加しなかったが、会談では大谷翔平選手の獲得への熱意、投手志望を尊重すること、そしてドジャースの育成プログラムについて説明した模様で、会談後ホワイトGMは、「肩も柔らかくしなりがある。直球もスピードがあるし変化球ももっと良くなる。」と評価、バッティングについても評価をしているが、「選手がどっちでやりたいかがキーポイント」と話し投手としてのチャレンジを尊重した。

 育成についてはドジャースのクレイトン・カーショー投手の育成プランを想定している。カーショー投手は高校ドラフト1巡で指名され、1A,2Aで1年間育成されてから20歳でメジャーデビューを果たした。昨年は21勝5敗でサイヤング賞に輝いている。またアジア出身の選手はマイナーリーグでも2年間は専属通訳をつけるなどアジア選手獲得に向けたドジャースの体制も説明した。

 本人との面談については高野連より「国内球団を優先するように」と指導があったようで、国内プロ球団が調査書を提出しそれを受けた時点でまずは国内球団と行い、その後にドジャースなどメジャーリーグ球団との面談が行われる予定とのこと。

 大谷に対するドジャースの評価は、サイ・ヤング級だった。前日に来日したホワイトGM補佐は、エーシー興梠(こおろぎ)アジア部長、小島圭市極東担当スカウトを伴って午後1時前に花巻東に到着。1時間40分にわたって佐々木監督と面談後、その口からビッグネームが飛び出した。

 

 「ドジャースがどのように考えているかを話した。カーショーは18歳で契約し、20歳でメジャーに上がった。大谷も早く上がっていく能力がある。世界でもトッププレーヤーだと思っている」

 

 カーショーは、昨年のサイ・ヤング賞に輝いたメジャー屈指の好投手。そのカーショーと大谷を同等に評価したのには、しっかりとした裏付けがある。小島スカウトは1年時から、ほぼ全試合の登板を視察。ホワイトGM補佐は今年3月に大阪での練習試合に足を運び、自らの目でも投球をチェックしていた。「サイズも大きいし、肩や腕も柔らかい。ファストボールにもスピードがある。投球に関しての感覚を持っている」と、密着マークをした上で結論を出し、獲得に動いた。

 

 ド軍は国際部門のスカウティングを強化し、世界戦略で選手を獲得してきた。メジャー30球団でも屈指の育成プログラムを持ち、カーショーのほか、本塁打、打点の2冠王となったケンプら、段階を踏んだ育成システムでメジャーを代表する選手を生んでいる。アジアの選手に関してはマイナー選手でも通訳を2年間つけ、語学や生活のサポートにも力を入れている。同GM補佐は「育成には自信を持っている。若い投手を活躍させるのはドジャースがトップだと思う。ぜひ来てほしい」とアピールした。

  メジャー屈指の名門球団が日米のトップを切って花巻東高を訪れた。ドジャースのスカウト部門トップを務めるホワイトGM補佐が「大谷参り」のためだけに弾丸来日。大谷本人は同席しなかったが、佐々木洋監督(37)と約1時間40分にわたって面談したホワイト氏は「世界のトッププレーヤーを集めるのが私の仕事。オータニに我がドジャースに来てほしいということを伝えた」とまくし立てた。

 

 その後も最大級の賛辞が続いた。「アメリカでもドラフト1位の能力がある」「肩が柔らかく、しなりがある。直球のスピードもあるし変化球ももっとよくなる」「バッターとしても面白い。ツーウエープレーヤーだ」―。ただ、「選手がどっちでやりたいかがキーポイント」と本人の意向を尊重し、未来のエースとして育てていく方針だ。

 育成モデルは昨季21勝の若きエース左腕・カーショーだ。「彼とは18歳で契約して1A、2Aを経て20歳でメジャーデビューした。オータニも似たようなポテンシャルを持った選手だと信じている」

 

 条件提示までには至らなかったが、アジア出身のマイナー選手には最大2年間、専属通訳がつくことなどをアピール。野茂を始め石井、斎藤、黒田といった多くの日本人投手が活躍していることや、カーショーだけでなくブロクストン(現レッズ)ら高卒投手の順調な成長も「アドバンテージになる」とした。今後のスケジュールについては未定だが「毎日ここに来る必要があるなら、そうする準備はあるよ」。冗談交じりに熱意を猛アピールし、米国にとんぼ返りした。


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