JR東日本・太田龍投手に約30人スカウト視察、阪神、オリックスなど「成長期待」

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JR東日本で最速153キロの速球を投げるドラフト1位候補の太田龍投手が先発し、阪神やオリックスなど約30人のスカウトが視察をした。

先発転向に

太田龍投手は190cmの身長から153キロの速球を投げる投手で、れいめい高校時から注目されていた。昨年は高卒2年目で、都市対抗の大阪ガス戦で2番手として登板し、150キロ前後のストレートで4回1/3で1安打4奪三振無失点の好投を見せた。しかし、他2試合では先発をしたものの、打たれたわけではないが、それぞれ2回1/3、4回2/3で降板をしている。まだ成長途中の投手だが、この投手がさらに成長したらどうなるのかと思わせる期待感があった。

その太田投手はいよいよ集大成となる社会人3年目、ドラフト解禁イヤーとなった。しかし、今年は本格的に先発投手として、長いイニングを投げるための投球をするための試行錯誤がまだ続いている。この日も伯和ビクトリーズ戦で先発したものの、6回途中まで投げて5安打3失点、毎回ランナーを背負う内容だった。8割くらいの力で投げることを試しており、「置きに行ってしまう球もあった。加減が難しいですね」と話している。

それでも最速147キロのストレートに100キロ台のカーブを織り交ぜ、ランナーのいる場面が12打数あったが、ノーヒットに抑えるなど粘りの投球を見せた。失点はエラーによる1点と、降板後に後続の投手が生還を許したもので、「要所で全力を出すという部分はできました」と話す。

スカウト評価

昨年の都市対抗の投球内容を見れば、ドラフト1位候補確実と言えるものだった。ただし、今年のオープン戦などを見てもまだ本調子とは言えない感じが続いている。この日も約30人のスカウトが視察に訪れたが、阪神・畑山統括スカウトは「まだ成長過程の子。完成には時間がかかるだろうが、順調に成長している」と話し、オリックス・古屋編成部副部長も「潜在能力は素晴らしいものがある。暖かくなれば、もっと調子が上がってくるでしょう」と話した。

まだ未完成、そして現在は調整段階という状態。照準は都市対抗本戦での先発、そして完投できるくらい投げる事だと思うが、都市対抗予選まで、あと1,2カ月となってきた。そろそろ本物の太田投手が出てくるかもしれない。まだ期待をして待ちたい。

2019年度-社会人投手のドラフト候補リスト

れいめい(鹿児島)から入社3年目で1メートル90の大型右腕には、約30人のスカウトが視線を送った。阪神の畑山俊二統括スカウト(54)は「まだ成長過程の子。完成には時間がかかるだろうが、順調に成長している」と話し、オリックスの古屋英夫編成部副部長(63)は「潜在能力は素晴らしいものがある。暖かくなれば、もっと調子が上がってくるでしょう」と期待した。

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