JR東日本・山口裕次郎投手が因縁の日本ハムを相手に3回1安打無失点

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JR東日本と北海道日本ハム2軍の練習試合が行われ、JR東日本は山口裕次郎投手を先発のマウンドに送った。山口投手は2016年のドラフト会議で日本ハムに6位で指名されたものの、入団を拒否してJR東日本に進んでいた。

2016年ドラフト指名組と対戦

JR東日本は2016年に日本ハムにドラフト6位で指名されていた山口裕次郎投手を先発させた。また北海道日本ハムも2016年のドラフト2位で現在ファーム調整中の石井一成選手を1番セカンドに、2016年ドラフト7位の郡拓也選手を2番キャッチャーに、同年ドラフト8位の今井順之助選手を5番ファーストで出場させた。2016年にドラフト指名された選手、プロに進んだ選手と社会人に進んだ選手の対決となった。

山口投手はこの日の最速は138キロ、大きなカーブやスライダーを駆使した投球をする投手になっている。高校時代も最速145キロを記録していたが、どちらかというとこのようなタイプの投手だった。そしてその投球に磨きをかけ、ドラフト解禁となる今年に臨んでいる。

初回、石井選手、郡選手を外野フライに打ち取ると、昨年のドラフト2位・野村佑希投手も内野フライに打ち取って立ち上がると2回は死球を与えたもののノーヒット、そして3回、先頭の白村選手にヒットを許したが、1アウトを取り、再び対戦した石井選手をファウルフライ、郡選手をセンターライナーに打ち取った。3回を投げて1安打2奪三振1死球で無失点という内容だった。

縁のある球団、そして選手との対戦に山口投手は「よかったですね。でもまだまだですし、まっすぐをいちばんに磨いていきたいと思う。」と話した。そして「将来的にはいちばん上には行きたいですし、行って投げて活躍したい」と話した。

山口投手も、プロの指名を拒否して社会人に進む決断をしたときの、3年後の自分の姿には達していないと感じているのだろう。やはり最速は138キロでは物足りない。しかし、2016年にプロ入りしていれば同期となっていた選手たちと対戦し、それを抑える事が出来た事で、自信になっただろう。

山口投手が今度、ドラフト会議で指名されるには、プロの1軍で確実に活躍できると判断された場合となる。この日の投球をバネに大きな飛躍を期待したい。

日本ハム若手に苦言

対する日本ハム側は、セカンドを守った石井選手などミスが相次ぎ、JR東日本はノーエラーだったが、プロ側は2つのエラーを記録、他にもミスが多かった。また、攻撃でも3安打で完封されている。

先発した宮台投手も最速は141キロで大学時代よりも球速のレンジが下がっており、押し出しで1点を失った。そのほかの投手も球速が伸びておらず、JR東日本の投手陣が互角かそれ以上だった。

練習試合という事もあり、プロ入りを目ざして賢明さを見せるJR東日本の選手とはモチベーションの違いもあるのかもしれないが、プロとして情けなさを感じるし、宮台投手、立田投手、石井選手などかつては高い評価をしてプロ入りをした選手だったので、非常にガッカリした。このままではプロの世界で生き残ることは出来ない。強く危機感を感じてほしい。

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縁のある球団との初対戦を終えた山口裕は「(投球自体は)よかったですね。でもまだまだですし、まっすぐをいちばんに磨いていきたいと思う。将来的にはいちばん上(プロ)には行きたいですし、行って投げて活躍したい」と決意を新たにした。

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