大学代表選考合宿、甲斐野投手が156キロ、松本投手が154キロなど150キロ越え6人、12球団50人のスカウト視察

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侍ジャパン大学日本代表の選考合宿がスタートした。この日の紅白戦では東洋大の甲斐野央投手が156キロ、日体大の松本航投手が154キロを記録し、生田監督も「投手陣がハイレベル」と話した。

ドラフト1位候補投手は段違い

この日の紅白戦では候補投手が1イニングずつを投げた。投球内容は次の通り。

選手名 大学 学年 身長体重 投打 この日の最速と結果
佐々木 健 富士大 4 180cm80kg 左左 152キロ、0安打無失点1奪三振
森下 暢仁 明治大 3 181cm72kg 右右 148キロ、1安打無失点1奪三振
小島 和哉 早稲田大 4 174cm71kg 左左 146キロ、0安打無失点0奪三振
田中 誠也 立教大 3 173cm65kg 左左 141キロ、0安打無失点2奪三振
甲斐野 央 東洋大 4 185cm76kg 右右 156キロ、0安打無失点1奪三振1四球
上茶谷 大河 東洋大 4 181cm85kg 右右 149キロ、1安打無失点1奪三振
清水 昇 国学院大 4 180cm81kg 右左 149キロ、0安打無失点0奪三振
中村 稔弥 亜細亜大 4 177cm81kg 左左 145キロ、0安打無失点1奪三振1四球
松本 航 日本体育大 4 176cm78kg 右右 154キロ、0安打無失点1奪三振
東妻 勇輔 日本体育大 4 170cm70kg 右右 148キロ、1安打無失点1奪三振
小郷 賢人 東海大 2 180cm80kg 右右 155キロ、1安打1失点1奪三振1四球
飯嶋 海斗 東海大 4 185cm74kg 左左 145キロ、1安打無失点2奪三振1四球
加藤 三範 筑波大 2 181cm74kg 左左 147キロ、0安打無失点1奪三振1死球
栗林 良吏 名城大 4 178cm80kg 右右 148キロ、2安打無失点0奪三振
若山 蒼人 中部学院大 4 187cm82kg 右右 132キロ、0安打無失点2奪三振1四球
島内 颯太郎 九州共立大 4 180cm77kg 右右 152キロ、1安打1失点1奪三振
津森 宥紀 東北福祉大 3 177cm78kg 右右 149キロ、0安打無失点2奪三振
平川 裕太 国際武道大 4 171cm72kg 右右 151キロ、0安打1失点1奪三振2四球
伊藤 大海 苫小牧駒大 2 176cm80kg 右右 151キロ、1安打2失点3四死球
三浦 瑞樹 東北福祉大 1 175cm65kg 左左 147キロ、2安打1失点0奪三振
菅田大介 奈良学園大 2 187cm80kg 左左 144キロ、0安打無失点1死球

この日は全体的に球速が出ている印象、6回から登板した日体大の松本航投手は自己最速を4キロ更新する154キロを記録した。しかし球速だけでなく、「まっすぐが走っていた。リリースの感覚も良かった」と話し、150キロ台を連発してノーヒットに抑え、1つの三振も奪った。

また甲斐野央投手は10回に登板し、最速は156キロを記録した。他の投手の球速からすれば、160キロを出すかもしれなかったが、この日はアメリカから取り寄せたアメリカでも使用球を用いており、「かなり滑りました。試せたのは良かったと思う」と話した。

それでも139キロのスライダーで空振り三振を奪い、東洋大のチームメイト・中川圭太選手との対戦でも緩い変化球を使って打ち取った。最後のバッターには四球を与えたものの、けん制でアウトにする能力の高さも見せている。139キロのスライダーで空振り三振を奪われた桐蔭横浜大・渡部健人内野手は「ああいう方がプロに行くんだなと。半端ないボールでした」と話した。

150キロ越えが6人、155キロを連発した東海大の小郷賢人投手は、「球、速いねって甲斐野さんが」と、甲斐野投手に球速を認められたことを話した。

他にも緩急をつける投球が持ち味の小島和哉投手や中村稔弥投手も140キロ中盤を記録し、駆けつけた12球団約50人のスカウトに大きなアピールとなった。

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10回から登板した甲斐野は「まずは抑えられて良かった」と振り返った。先頭打者で空振り三振に倒れた桐蔭横浜大・渡部健人内野手(2年)は「ああいう方がプロに行くんだなと。半端ないボールでした」と脱帽した。今合宿では生田勉監督(51=亜大監督)らの発案で、米国での大会使用球を取り寄せて試した。右腕は「かなり滑りました。試せたのは良かったと思う」と収穫を口にした。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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