早稲田大・徳山壮磨投手が150キロ復活、プロ志望届提出へ

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早稲田大のエース・徳山壮磨投手が、8月25日のオープン戦で150キロを記録し、復活の手応えをみせている。プロ志望届けを提出予定で、秋のアピールが期待される。

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春は3勝も

徳山壮磨投手は大阪桐蔭でエースとして投げ、2017年のセンバツで優勝をしている。早稲田大に進むと、1年春のリーグ戦で1勝を挙げるなど、完成された投球をしていた。

2年春はリリーフとして投げると、秋は先発の柱として3勝1敗の成績を収め、150キロを記録するなど順調に見えた。しかしその後は、目標とするプロ入りに向けてさらに試行錯誤をしたものの、結果に結びつかずにいた。

この春も3勝2敗を記録した。開幕の東大戦で勝利すると、法政大戦では9回4安打で完封勝利を挙げている。しかし、球速は140キロ代前半となり、立教大戦では3回で6失点するなど、プロのスカウトの評価を下げる形になっていた。徳山投手は「いろいろ考えすぎました。真っすぐは走らないし、どうしようと悩みました」と話した。

しかしその後、「言葉で説明するのは難しいんですが、しっくりくるものがあって手応えを掴んだんです」と、8月20日の駒大とのオープン戦で149キロを記録して1失点完投勝利、25日に中大戦では150キロを記録、そして29日の武蔵大戦ではリリーフで登板し148キロを記録した。「春苦労してこのままじゃ終われないと。あの春があるから今があるというものにしたい。やっと元に戻った僕を早く見てほしいという気持ちになりました」と話す。

早稲田大からは、徳山投手と西垣雅矢投手がプロ志望届を提出する予定で、春のままであれば、徳山投手のドラフト会議での指名は難しいと思ったが、元々、実績のある投手だけに、この秋に評価を一気に取り戻す可能性もある。

東京六大学は法政大が新型コロナ感染者が多く、部活動が停止されている。また、明治大、立教大も7月から8月にかけて感染者が出た影響で、全体練習のスケジュールが遅れているという。

無事にリーグ戦が開催されることを祈り、そして徳山投手の復活投球を待ちたい。

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「いろいろ考えすぎました。真っすぐは走らないし、どうしようと悩みました」リーグ戦が終わってもモヤモヤが続く日々。試行錯誤を繰り返す中で「自然体でやろう」と決意。投球練習を重ねるうちに「言葉で説明するのは難しいんですが、しっくりくるものがあって手応えを掴んだんです」と言う。言葉通り、8月20日の駒大とのオープン戦は1失点完投。ストレートは149キロまで戻り、同25日の中大戦では150キロを記録。中3日で登板した武蔵大戦(29日)は抑えとして9回に登板。「久々の抑えで力んじゃった」と失策もあり1失点したが148キロのストレートで押しまくった。

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