ドラフト上位候補左腕として注目される関西学院大の黒原拓未投手の今季初登板に、11球団22人のスカウトが集結した。
上位は間違いない
黒原拓未投手は最速151キロの速球を投げ、春に5勝1敗の成績を残してMVPや最優秀投手などに輝き、ドラフト会議の注目左腕となっている。
この秋は調整不足のために開幕週は登板していなかったが、この日の関西大戦で先発し、8月31日のオープン戦以来となる実戦となった。
黒原投手は初回、1アウト1塁となり、ドラフト候補として注目される野口智哉選手、久保田拓真選手と対決したが、3番の野口選手をスライダーで空振り三振、4番・久保田選手を148キロの速球で見逃し三振を奪った。
まだ本調子ではないということで2回で降板したが、2回2安打3奪三振無失点、「今日は久々のマウンド。あまり気負わず、自分らしく伸び伸びと投げていけたら。最近は日を追うごとに自分の感覚で、いいポイントで球を放せている。今日はいい真っすぐだった。変化球も思い通りに投げられて、7,8割くらいまで戻っている」と話した。
この日は11球団22人のスカウトが視察した。
東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク:「左腕で速い投手はめったにいない。上位は間違いない」
中日・山本スカウト:「制球が散ることもない。春の評価もある」
と話し、ドラフト上位として評価が確定した。
ドラフト会議が1週間後に迫るが、黒原投手は「ちょっと楽しみ」と話した。ドラフト会議では、2位までに指名されるのは間違いさそうだ。

今季初登板の剛腕に11球団22人のスカウトが視察。ヤクルト・橿渕スカウトグループデスクは「左腕で速い投手はめったにいない。上位は間違いない」と好評。中日・山本スカウトも「制球が散ることもない。春の評価もある」と評価した。


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