東都リーグでは東洋大の細野晴希投手が、2021年春以来となる1部リーグで登板をした。この試合には12球団のスカウトが集まり、阪神は5人態勢で視察をしている。
インフルエンザの影響
2021年春以来の1部リーグの登板となった。細野晴希選手は松山で行われた開幕週の試合当日にインフルエンザを発症して登板を回避しており、実戦での登板は先月28日に158キロを記録した侍ジャパンU18代表との壮行試合以来となった。
日大を相手に先発をしたものの、「インフルエンザ前に比べたらまだ完璧ではない」と話し、4回2安打2失点で4回に連続四球から2失点し降板したが、2回には150キロを記録して三者三振を奪うなど力を見せた。「まだまだ実力不足です」と話した。
この日は3試合が行われ、ドラフト1位候補が続々登場するということもあり、12球団のスカウトが集結し、阪神は嶌村球団本部長、畑山統括スカウトなど5人態勢、中日も松永スカウト部長、音チーフスカウト、正津スカウトなど5人態勢で視察をした。
東京ヤクルト・小川GM:「ポテンシャルは高く評価は変わらない。将来、十分戦力になり得る楽しみな投手」
埼玉西武・潮崎編成グループディレクター:「あのくらいのピッチャーだったら評価が上がったり下がったりすることはない」
中日・松永スカウト部長:「細野はパワー系で、きょうは良くなかったが、とてつもない可能性がある」
まだまだ本調子ではないが、「開幕からチームに迷惑をかけているので、この先は勝ちに貢献できるようにしたい」と話す。ドラフト1位指名競合の可能性がある細野投手、10月後半に最高の投球で大学野球を締めくくりたい。

ヤクルトの小川淳司GMは「ポテンシャルは高く評価は変わらない。将来、十分戦力になり得る楽しみな投手」と評価した。

それでもポテンシャルは本物。阪神は5人態勢で視察。西武・潮崎編成グループディレクターは「あのくらいのピッチャーだったら評価が上がったり下がったりすることはない」と評価は揺らがない。左腕は「開幕から迷惑をかけてばかりなので、次はとにかく勝たせられるピッチングをしたい」と切り替えた。

また、ネット裏で見守った中日の松永スカウト部長は「細野はパワー系で、きょうは良くなかったが、とてつもない可能性がある」と潜在能力を評価していた。
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