9月5日に沖縄で開幕する第32回WBSCU18W杯に出場する侍ジャパンU18代表候補に、健大高崎・石垣元気投手や京都国際の西村一毅投手とともに、沖縄尚学の2年生・末吉良丞投手の名前が挙がっていることがわかった。
2年生以下での選出
日本で開催されるU18W杯に向けて、代表チームの選考も進んでいると見られるが、この日の日刊スポーツでは、健大高崎・石垣元気投手と下重賢慎投手、横浜の奥村頼人投手、京都国際の西村一毅投手といったこの夏の甲子園に出場している3年生たちの選出が有力指しされていると報じられている。
また、甲子園に出場しなかった選手では、4月の代表候補強化合宿に参加し、大阪桐蔭の主将としてチームの中心だった中野大虎投手の名前も挙がっているという。
そしてそこに、沖縄尚学2年生の末吉良丞投手も名前が挙がっていると紙面では報じている。すでに新チームでの戦いが始まっている時期に大会が行われる事もあり、基本的にU18代表は3年生で構成されるが、2015年には清宮幸太郎選手が1年生で代表入りした他、2017年には報徳学園の小園海斗選手と大阪桐蔭の藤原恭大選手、2018年には星稜の奥川恭伸投手、2019年には東海大相模の鵜沼魁斗選手と作新学院の横山陽樹選手が2年生で選出されるなど、新型コロナ前までは1,2年生の選出は行われていた。
代表監督を務める小倉全由氏は、2012年のAAA世界選手権大会の指揮を取っているが、この時も大阪桐蔭の2年生だった森友哉選手を選出し、大谷翔平選手や藤浪晋太郎投手の球を受けた。この時は森選手はアメリカなどから守備の時に強烈なタックルを受けるなどプレッシャーをかけられ、日本代表は大谷選手を擁しながら6位に終わっている。
今夏の甲子園で期待された江藤蓮投手(未来富山)や、渡辺颯人投手(智弁和歌山)、桑山晄太朗投手(津田学園)などの投手が本調子ではなく、末吉投手や同じ2年生の織田翔希投手、菰田陽生投手が目立つ中で、どのような選手を選んでいくのかが注目される。沖縄で開催される事もあり、沖縄の末吉投手が唯一選出される可能性もある。
ただし、U18W杯では、甲子園で特に投球の多かった投手が疲労が抜けずに、大会で投げることもできなかった例もあり、今後の甲子園大会によって末吉投手、織田投手の投球数が増えた場合には、逆に選出から外される事もあるかもしれない。






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