9月5日に沖縄で開幕する「第32回 WBSC U-18ワールドカップ」での連覇を目指す侍ジャパン大学代表は28日、代表選手が那覇市内に集まり、練習を開始した。今秋ドラフト1位候補、健大高崎(群馬)の最速158キロ右腕・石垣元気投手(3年)もブルペン入り。慣れないマウンドに苦戦しながらも、ドラフト前最後のアピールの場で「ドラフト1位でいけるような力を見せたい」と、世界一と自らの夢を掴むことを誓った。
慣れない赤土マウンドに苦戦も「投げていったら慣れてくる」
「赤土では投げたことがなかったので今日は少し投げづらいところがあった。思ったよりも固くて、いつものマウンドとは違う感じがありました」。練習初日、沖縄セルラースタジアム那覇のブルペンに入った石垣元気投手は、捕手を座らせ19球を投げ込んだが、最初はフォークボールがワンバウンドするなど制球を乱した。
しかし、徐々に感覚を掴むと、最後は低めにボールを集める対応力を見せた。「踏ん張り感を強くしたら安定してきました。投げていったら慣れてくると思います」と話し、本番へ向けての適応に自信を見せた。
ライバル横浜勢と共闘「一緒にできることが楽しみ」
夏までの高校野球では、横浜高校を倒すことができなかった。昨秋の関東大会で敗れると、センバツでも準決勝で敗れた。今年は打倒横浜で臨んだものの、春の関東大会は決勝の前に横浜が専大松戸に敗れており、その専大松戸に勝利して優勝をしたものの、夏の甲子園では初戦で京都国際に敗れ、対戦ができずに終わった。
代表ではその横浜高校から、阿部葉太主将、奥村頼人選手、奥村凌大選手、為永皓選手の3年生4人がチームメイトとなり、これらの選手をバックに世界一を目指す。「本当に楽しいというか、みんなフレンドリーなんで、もうしっかり打ち解けた。一緒にできることが楽しみ」と笑顔を見せた。
「バット何本折れるか」ドラフト前最後のアピールへ
夏の甲子園では2回戦で京都国際に敗れ、わずか2イニングの登板に終わった。故障ではなく、能力が高すぎた事により、登板を制限された形で、本人にとっては完全に不完全燃焼だっただろう。
それだけに、このU18W杯にかける思いは強い。「自分の進路を決める大事な大会だと思う。結果を残してドラフト1位でいけるような力を見せたい」と話し、ドラフト1位指名を明確にターゲットにして、世界との戦いに挑む。海外の選手が相手となるが、「相手は木製バットだと思うので、何本折れるか楽しみ」と話し、剛腕らしく不敵に笑った。
石垣元気投手 プロフィール
- 氏名:石垣 元気(いしがき げんき)
- 生年月日:2007年8月16日
- 出身地:北海道登別市
- 経歴:柏木ジュニアーズ(幌別西小1年) – 洞爺湖リトルシニア(西陵中) – 健康福祉大学高崎高校(3年)
- 投打:右投両打
- 身長・体重:180cm・78kg
- ポジション:投手
- 主な特徴や実績:最速158キロを誇る今秋ドラフト1位候補右腕。2025年夏の甲子園2回戦で甲子園最速タイの155キロを2度マーク。U-18高校日本代表に選出。





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