東京ヤクルトは毎年、ドラフト会議前に3日間連続で編成会議を行い、初日は指名候補の絞り込みを行う。今年は指名候補を57人に絞り込み、投手と野手の割合は7:3となったとした。
上位候補は即戦力投手
3日間続く編成会議の初日は、ドラフト指名候補の絞り込みを行った。最終的に57人が指名候補となり、橿渕スカウトグループデスクは「例年に比べたら割合的にはかなりピッチャーが多かったと思います」と話し、投手と野手の割合を7:3くらいと話した。
昨年までセ・リーグ2連覇をしていた東京ヤクルトだが、今年は5位に沈んだ。投手強化をテーマに小川監督、そして高津監督が取り組んできて、ドラフト会議では2017年に村上選手を指名してからは5年連続で投手をドラフト1位で指名している。
しかし、2連覇時は村上選手を中心とした強打で優勝しており、今年は村上選手が調子を落とすと、山田選手やサンタナ選手、オスナ選手といった外国人も当たりが止まると、投手陣は小川投手が10勝を記録したものの、それ以外の投手が振るわずに、大きく低迷する結果となった。
攻撃に関しては村上選手は復活の可能性は十分あり、その効果によって前後の打者も引っ張られる。また、塩見選手の離脱も大きく、塩見選手が出場できれば、昨年のような勢いも取り戻せる。ただしこの状態は持続可能ではなく、野手の選手層が厚いとは言えない。
ただし今年についてはまだ強化しきれていない投手の強化を中心にする。今年のドラフト候補も投手の候補が多い事もある。編成会議は24日、25日も続き、これから指名のシミュレーションを行い、最終的にドラフト1位指名選手を決めるが、ドラフト1位は常広羽也斗投手、下村海翔投手、西舘勇陽投手、細野晴希投手、武内夏暉投手の東都リーグ勢と、桐蔭横浜大の古謝樹投手などが候補に挙がる。
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