千葉ロッテの吉井監督がドラフト候補約１００人を映像でチェック「野手が足りていない」

千葉ロッテの吉井監督はZOZOマリンの事務所で、ドラフト会議の指名候補に挙がる約100人の映像を確認した。チームの状況としては野手不足を挙げた。

6時間半

この日は約6時間半に渡り、スカウト幹部の説明を受けながら、ドラフト会議の指名候補にリストアップしている約100人の選手を映像で確認した。昨年は井口監督からの急な交代もあり、ドラフト会議についてはフロントがほぼ全て行っており、アマチュア選手を映像で確認するのは今年が初めてとなる。

指名の方向性について吉井監督は「今シーズンに関して言えば、やっぱり最後に先発ピッチャーがいなくなったので、ピッチャーがほしいんですけれども、チーム全体のバランス見ると野手が足りていないので。ドラフト戦略になっちゃうので言いづらいんですけれど、そういうふうになるんじゃないかなと思います」と話した。

CSでは2度のブルペンデーを実施するなど先発投手不足に悩まされたが、佐々木朗希投手をはじめ、種市投手などが故障をしていたこともあり、来年に向けて復活は可能と見られる。一方で野手については得点力不足の状態が続いており、得点力アップがポイントとなる。

現場の意見を編成部門に伝えており、ドラフト会議でもその方針が反映されるとみられ、ドラフト上位候補には投手だけでなく即戦力野手も挙がっている事を示唆した。

「どんなに選手を大事に使っても、やっぱり最後はへばるんだなと。ここがシーズンを勝ち抜くのに難しいところ」と話す。選手の層を厚くしてシーズンを通して戦える戦力を整えるためのドラフト会議となりそうだ。