阪神は都内のホテルでドラフト会議前日のスカウト会議を、藤川監督も出席して行った。ドラフト1位指名については例年通り、監督が決定するとし、「とにかくご縁がある選手、1位がないということはないので。」と濁した。
監督が決定
ドラフト会議前日のスカウト会議には、日本シリーズを控えた藤川監督も出席して行われた。約1時間半の会議では、例年と同じように、ドラフト1位指名の選手を監督に説明し、また、他球団の情報が掴めるものがあればそれをまとめて、監督が決断する材料を提供したと見られる。
会議後に藤川監督は「ご縁のものですね。とにかくご縁がある選手、1位がないということはないので。必ず1位の選手はありますから、どんな選手が阪神タイガースに入っても、その縁をしっかりと生かして、幸せな野球人生を送ってもらえるように、とは思っています」と話し、1位指名は例年通り公表をしなかった。
そして、「もちろん、スカウトの方が1年間、大変なところを、選手を追いかけてね、見てきてくれているわけですから、いろんな議論とを聞きながら、あしたに向かう、ということを確認したところですね」と話し、明日までに1位指名を決定するとしている。
阪神の1位指名は?
阪神は今年、万全の投手陣と攻撃陣でセ・リーグで圧倒的な勝利で優勝を果たした。しかし、才木投手、佐藤輝選手がメジャー移籍が近く、また、近本選手がFA権を取得することから、その対策が補強ポイントとなってくる。
ポスト佐藤輝として、また昨年はドラフト1位2位で投手を指名していること、さらには阪神は大山選手、近本選手、佐藤輝、森下選手とドラフト1位指名の野手がチームの中心選手となり、逆に、西投手、森木投手は投手として活躍することはできていないことなどからも、創価大の立石正広選手が有力と見られる。
しかし、藤川監督はいろいろなことを思慮する監督であり、また、他球団の指名公表の情報なども明日までに入ってくる可能性もあることから、先発投手などを指名する可能性も0ではなく、高校生投手の1位指名のリベンジとして石垣元気投手や急成長をしている花園大の藤原聡大投手などもあるかもしれない。




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