西武・松本、DeNA・上茶谷、ヤクルト・清水、巨人・高橋、ドラフト1位ルーキー投手が注目される

松本航, 甲斐野央, 清水昇, 高橋優貴, 上茶谷大河

1月9日、各球団の新人合同自主トレが本格的にスタートした。注目されたのはドラフト1位で指名された大学生投手たちだった。

主役に

ドラフト会議の1位指名は大学生投手が中心になることが比較的多く、昨年もドラフト1位では、12球団中5球団が大学生投手の1位指名となった。しかし、1回目の入札では埼玉西武の松本航投手が指名されただけで、甲斐野央投手、上茶谷大河投手は2回目の入札、高橋優貴投手と清水昇投手は3回目の入札での1位指名だった。根尾選手、小園選手、藤原選手の高校生野手に主役を奪われた。

一昨年も清宮幸太郎選手や中村奨成選手などに主役を奪われた。しかし、唯一の単独1位指名・東克樹投手がセリーグの新人王を獲得し存在感を示している。そして今年もルーキーで主役になる可能性が高いのは、ドラフト1位指名された大学生投手という事になる。

埼玉西武の松本航投手はこの日、ポール間走では常にトップの安定したランニングフォームを見せ、またキャッチボールでも広い可動域のある肩でしなやかなフォームから、回転の良い球を次々と投げた。「自分はパワーや爆発力は無くて、柔らかさが特徴」と話し、柔らかいフォームからの質の良い球をアピールした。唯一の単独1位指名で新人王の最有力候補。

東投手の新人王に続きたい横浜DeNAのドラフト1位・上茶谷大河投手も、約60mのキャッチボールで、体重をしっかりと軸足に乗せて、真っすぐのキレイな回転でレーザービームのように伸びていく球を見せた。プロでは二段モーションも許されており、三浦コーチのもとで二段モーションになっていくのではないかと思うが、その素質を初日から見せた。

東京ヤクルトの清水昇投手は初日からいきなりブルペン入りし、仕上がりに早さをアピールした。無駄のないフォームから低めに140キロ中盤の球を投げることができる投手で、その投球を見守った担当の丸山スカウトは「フォークに近いツーシームで空振りを取れ、抜群の制球力がある」と話す。1年目から計算できる投手になるだろう。

そして唯一の左腕、巨人の高橋優貴投手は40mのキャッチボールを行ったが、足を上下に挙げる2段モーションを見せた。大学4年時に2段気味のフォームに改造しようとしたが、大学野球では2段モーションは厳しいままという事になったため断念していたという。投球を見守った宮本投手総合コーチは「スクリューで空振りが取れるし、尚成タイプ」と、左でプロ1年目から9勝を挙げた高橋尚成投手の名前を挙げた。

ルーキーでは辰己涼介選手や近本光司選手など、即戦力外野手も新人王候補に上がるし、根尾選手や藤原選手が活躍すれば、そちらが注目される事になるだろうが、ドラフト1位で指名される選手は1年目から10勝を挙げる力はあると思う。新人王争いで主役を奪う事になるか注目したい。

2018年ドラフト会議 指名選手一覧


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