東都大学リーグの2部では、青山学院大と日本大が対戦し、青学大の河端優馬投手が3試合連続完封勝利を挙げた。また、阪神が注目しているという長沢吉貴選手が足を見せ、中日スカウトも高評価をしている。
3試合連続完封
青学大の河端優馬投手は、高岡商時代から注目された大型右腕で、球速は最速で149キロを記録する。常時では140キロ前半に抑え、コントロールとともにスライダーなど変化球によってストレートを生かす投球をする。
その河端投手は東都リーグの2部でプレーをしているが、大学ラストシーズンとなった今季は開幕から2試合連続完封勝利を挙げ、この日の日大戦でも6安打完封勝利し、3試合連続完封と快進撃を見せている。
この日は阪神や中日のスカウトが視察をし、変化球について評価する声が挙がっていた。「スライダーの調子が良かった。要所を締めることができた」と、8回1アウト3塁のピンチでも、打ち取って味方のファインプレーで併殺を取り、1点も与えなかった。
進路について聞かれると、「これから監督と相談します」と話した。高校時代から注目されている投手で、おそらくどこかの社会人チームから内定は出ているのだと思うが、この秋の好投とともにプロ側の熱も増しつつある。進路の決断に注目したい。
盗塁の思い切りがいい
日本大は河端投手に6安打に抑えられ完封されたが、2番センターで出場した長沢吉貴選手は4打数1安打、8回にレフト前ヒットで出塁するとすかさず盗塁を決め、自慢の足を見せた。
この日は長沢選手に注目しているという阪神と、中日のスカウトが視察に訪れ、中日の正津スカウトは「足が速く、盗塁するときの思い切りがいい」と評価をした。
東都2部もドラフト候補が多い。長沢選手はすでにプロ志望届を提出している。
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青学大は18日、東都2部の第3週で、日大に4-0で先勝。先発の河端(4年)が6安打6奪三振で、前週の東農大1、3回戦に続く3戦連続完封勝利を挙げた。「ピンチが多かったけど、要所を締めて0点で抑えることができてよかった」。プロも注目する1メートル86の大型右腕は、「最後は神宮で終わりたい」と2014年秋以来の1部復帰へ全力を尽くす。
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