DeNA・岩手大会で佐々木朗希投手の試合に姿見せず

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横浜DeNAが、夏の岩手大会で大船渡・佐々木朗希投手の試合に、スカウトが一度も姿を見せなかったと報じられた。

12球団で唯一

夏の岩手大会における、佐々木朗希投手視察情報を振り返ってみると、

遠野緑峰戦・・阪神のみ
一戸戦・・・・阪神、巨人、中日、広島、ヤクルト、ソフトバンク、楽天、千葉ロッテ、埼玉西武、オリックス
盛岡四戦・・・阪神、巨人、中日、西武など日米9球団
一関工戦・・・阪神、巨人、中日など5球団
花巻東戦(登板せず)・・・巨人、日本ハム、中日など5球団

確かに横浜DeNAのスカウトの名前は一度も出ていない。報じた東京スポーツでは、「あそこはすでに降りている」と他球団のスカウトが話し、「あそこは例年、大学生の即戦力投手にいって、それなりの実績を残している。その方針を貫くということでしょう」と話している。

確かに、この時期はほかの地区でもドラフト候補が登板をするため、評価がすでに定まっている佐々木投手より、その他の選手を見に行ったという事も考えられるが、一度も姿を見せないというのは珍しい。ちなみに東北担当の欠端スカウトは岩手県二戸市出身、岩手の福岡高校を卒業しており地元でもある。

補強ポイントは野手

横浜DeNAは、2014年の山崎投手、2015年の今永投手、2016年の濱口、2017年の東投手、そして昨年の上茶谷投手と、大学生投手の1位指名が続き、その選手が毎年、活躍を見せて、リリーフエースやローテーション投手として、充実した投手陣を形成している。その流れから今年も明治大・森下暢仁投手の指名が有力という事になるかもしれないが、本来、DeNAは内野手と捕手が補強ポイントとなっている。

投手については1試合を見れば100球程度投げるので評価できるものの、野手については1試合4打席前後、守備機会も1試合に数度のみで、評価をするためには何度も試合を見なければならない。その点で、特に東北に補強ポイントの野手がいて、視察を優先したという可能性もなくはない。

ただし、今年に関してはドラフト1位で指名される野手は非常に少なく、12球団とも投手の指名になる可能性が高い。DeNAも補強ポイントは野手だが投手の指名をする可能性が高いと思う。ただし、先発投手陣は、高校生で獲得した選手も成長をしており、捕手の補強ポイントを優先し、東海大・海野隆司選手の指名という事も考えられなくはない。

そろそろ各球団の動きなどが注目されるようになってきて、ドラフト戦線もいよいよ終盤戦に入ってきた。

2019年ドラフト指名予想

今から何球団が1位指名で重複するのか注目される“令和の怪物ドラフト”だが、複数のNPB球団の間で「あそこはすでに降りている」と断定的に語られているのが、今夏の岩手大会で大船渡が戦った6試合に「一度も姿を見せなかった」という唯一の球団であるDeNAだ。

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