大船渡・佐々木朗希投手に日米13球団が評価、スカウト評価まとめ

佐々木朗希, 大船渡高

大船渡・佐々木朗希投手が7月18日の一戸戦で見せた6回ノーヒット155キロの投球に、視察をした日米13球団のスカウトが評価をしている。評価や視察したスカウトなどをまとめます。

スカウト評価

パリーグ

福岡ソフトバンク・三笠GM:「素晴らしい。ぴゅっと投げて150キロ、それでもMAXじゃないとは。変化球もしっかりしている。日本の将来を背負うような投手だということは分かりました。今年は彼を中心としたドラフトになることは間違いない。12球団全部1位指名でもおかしくない。明日連れて帰って投げさせたいくらい」と話し、1位指名公表について「迷いますね」と発言。

東北楽天・後関スカウト部長:「すばらしい。あれを見ただけでわかる。柔らかさと強さがある。球筋がいいし角度もある。直球はスピンが利いて切れていた。要所ではしっかり低く決まる。ちょっと力を入れたら150キロを超えてしまうのが本当にすごい。」

千葉ロッテ・松本球団本部長兼編成部長「初めて見ましたが、ものが違う。いままでスカウトとして見た中でトップレベルであることは間違いない。すぐに1軍で放れる可能性がある。高校生で入ってすぐ活躍できる投手はスライダーがいいんですが、彼にはそのスライダーもある。」1位指名について「まだそこまでは言えないですけど、間違いなくドラフト1位で指名される投手です。」

埼玉西武・渡辺久GM:「前回も力を入れる部類の投球を見たけれど大学・社会人を入れても抜けている。あれだけ腕が振れていたら、高校生ではなかなか打てない。」1位指名について「それはまだこれから。まだ秋もあるので。」

オリックス・中川スカウトグループ長「相変わらず素材はピカイチ。まだまだ余力がありそう。もちろん高く評価しています。」

セリーグ

阪神・和田TA:「投手としていろいろなことを察知しながら投げている。変化球のキレもいいし、コントロールもいい。一級品だよ。」
阪神・葛西スカウト:「球種も隠しながら、2回戦よりワンランクアップしている。」
阪神はこの日、平塚スカウトも視察をし、これでスカウト陣全員が佐々木投手を視察したことになった。

巨人・柏田東日本統括:「投球フォームもボールもいつ見ても美しい。スタミナも大丈夫でしょう。抜くところは抜くし、抑えめの球もリリースが変わらずにすごかった。150キロはいつでも投げられる。春からやってきた成果じゃないですか」

中日・中田アマスカウトアドバイザー:「すべてを出し切っていないのだろう。それでこれだけのボールを投げられるのは驚異的。藤波、伊良部に似たタイプと思うが、それ以上のポテンシャルがあるかもしれない。本当の実力はプロに入ってからわかる」
中日・八木スカウト:「バランスとタイミングで投げているので、そんなに体は張らないと思う。今日投げていない球種を使えば、さらに打ちにくくなる。上にくると、カーブを使ったり奥行きを使ったまた1つレベルが上がった投球ができると思う」

広島・近藤スカウト:「まだまだ7,8割で今日は涼しかったので疲れもないと思う。ベスト4以降に向け、変化球の精度ももっと上がるでしょう。頭一つ抜けている。もちろんドラフト1位候補」

東京ヤクルト・斉藤スカウト:「本気で投げたストレートはプロの打者でも簡単には前に飛ばないと思う」

MLB

フィリーズ・大慈弥環太平洋担当部長:「ストラスバーグと重なるところがある。全米1位に入る可能性はある。今すぐにでもメジャーに行ってほしい。リップサービスではなく将来はサイ・ヤング賞が取れるだけの投手。バーランダーみたいになってほしい」

ダイヤモンドバックス・林スカウト:「初めて見たけど、噂通りのピッチャーだった。ワクワクするピッチング。」

ソフトバンク三笠GMも訪れた。「素晴らしい。ぴゅっと投げて150キロ、それでもMAXじゃないとは」と衝撃を受けた様子。14年に編成首脳の任につき、高校野球は春夏の甲子園を視察してきた。地方大会の視察は「たぶん初めてですね」。異例の現地観戦を決意した163キロ右腕の1位指名公言には「迷いますね」とニヤリ。「ただ、今年は彼中心のドラフト。12球団全部1位指名でもおかしくない」と評価は最大級だ。

▽楽天後関スカウト部長 要所ではしっかり低く決まる。ちょっと力を入れたら150キロを超えてしまうのが本当にすごい。
▽ロッテ松本球団本部長兼編成部長 初めて見ましたが、ものが違う。すぐに1軍で放れる可能性がある。1位指名? (球団として)まだそこまでは言えないですけど、間違いなくドラフト1位で指名される投手です。

余力十分の投球にネット裏のスカウト陣は絶賛の嵐だ。フィリーズ・大慈弥環太平洋担当部長は「ストラスバーグ(ナショナルズ)と重なるところがある。(米ドラフトでも)全米1位に入る可能性はある」と最大級の評価。さらに「バーランダー(アストロズ)みたいになってほしい」とメジャーを代表する剛腕投手の名を挙げ、将来的にはサイ・ヤング賞を取れるほどの才能と断言した。

唯一の懸念材料だった連投でのスタミナ面も、スカウト陣は太鼓判を押した。巨人・柏田東日本統括は「スタミナも大丈夫でしょう。抜くところは抜くし、150キロはいつでも投げられる。春からやってきた成果じゃないですか」。春先から出力を抑えた投球を続けてきたことが、連戦も苦にしない投球術につながった。中日・八木スカウトも「バランスとタイミングで投げているので、そんなに体は張らないと思う」とした上で、「上にくると、カーブを使ったり奥行きを使った、また1つレベルが上がった投球ができると思う」とまだ引き出しを残していることを指摘した。

西武・渡辺GM「(アマチュアの中で)抜けている。1位指名するかどうかはこれから決める」
ソフトバンク・三笠球団統括本部長「今年は彼中心のドラフトになることは間違いない」
中日・中田スカウト「これだけのボールを投げられるのは驚異的。本当の実力はプロに入ってからわかる」


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