MLBドラフト候補登録に2人の日本人高校生、スカウトが事前に接触か

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MLBのドラフトリストに、2人の高校生の名前が掲載されていたことが分かった。

事前に接触し、MLBの審査が必要

MLBのドラフト会議で指名されるためには、その年の5月15日までにMLBにドラフト候補として申請をし、MLB側がそれを審査したうえでパスする必要がある。その場合、MLB球団のスカウトと事前に接触をして本人の意思を確認している必要があり、特に未成年の高校生の場合には親の承諾書の提出が必要となっている。

MLBのドラフト会議は6月4日に行われたが、このドラフト候補のリストに2人の高校生選手が掲載されていたことが分かったと日刊ゲンダイが報じた。西海岸のメジャー球団の編成関係者の話として、一人は大阪の高校3年生の外野手で今年のドラフト候補になっている選手、もう一人は北の方の高校2年生の内野手だという。

そのうち、大阪の外野手についてはメジャーから声がかかっている噂があるとし、大阪府高野連がスカウトと接触しないように注意喚起をしていたという。学校の野球部長は、「本人とは連絡を取っていませんし、学校は一切タッチしていません」と話している。

日本の高校生は、プロ志望届を提出しなければ、メジャーも含めたプロ野球の関係者と接触することは出来ない。しかし、このリストに掲載されたという事は、5月15日以前にMLBのスカウトと接触していたことになる。その選手は夏の大会にも出場していたという。

高野連は「それが事実ならば、府の高野連を通じて速やかに学校から報告書をだしていただき、それからどうするか審議します」としている。

確かにルールは大人の事情で創られたもので、高校野球を目指したいし、MLBでプレーしたいという選手には酷なルールかもしれない。しかし、それができないからと言って、学校にも黙って連絡せずというのは卑怯だと思う。何かを目指すには何かをあきらめなければならないという事は、生きていく上で何度も決断をしなければならない場面がある。

あと、大人として、このルールを知っていながら、高校生の接触をしたMLBスカウトは即刻、日本のアマチュア野球選手への接触を禁止させるべきだろう。

2019年度-高校生-大阪府外野手のドラフト候補リスト

この編成関係者によれば、リストに記されているのはローマ字表記の氏名と生年月日とか。該当する選手のひとりは大阪の高校3年生で今年のドラフト候補にもなっている外野手A、もうひとりは北の方の高校2年生の内野手Bだ。少なくともAは今夏の大阪大会に出場している。
そこでAの学校の野球部長に確認すると、名前と生年月日が一致していることを認めた上でこう言った。
「わたしは部長になって日が浅いのですが、夏の大会前に大阪府高野連から、『(Aに)メジャーから声がかかっているというウワサを聞いたので一切、接触をしないように』という注意があったとは聞きました。(この件に関して)本人とは連絡を取っていませんし、学校は一切タッチしていません」

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