高卒2年目、ソフトバンク・井上朋也選手、中日・高橋宏斗投手、ヤクルト・内山壮真捕手、巨人・中山礼都選手など飛躍の予感

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思うように練習が試合ができない中で高校3年生を過ごし、2020年のドラフト会議でプロ入りをした高校卒2年目の選手たちが、飛躍の時を迎えている。

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2020年のドラフト会議で指名された高校生選手は、新型コロナの感染拡大の影響により、春・夏の甲子園大会が中止となり(甲子園交流戦は開催)、思うように練習すらできなかった世代だった。それでも、多くの選手がドラフト会議で指名されてプロ入りし、今年、飛躍の時を迎えている。

福岡ソフトバンクに2020年のドラフト1位で指名された井上朋也選手は、今季初実戦となる紅白戦で、初回に右中間への2点タイムリー3ベースヒット、6回の第4打席でもセンターオーバーの2点タイムリー2ベースを放ち、2安打4打点の活躍を見せた。

王チームアドバイザーなどもこの打撃を評価した。花咲徳栄では1年時から存在感を見せつけ、高校3年時は練習試合や公式戦が非常に少なかったものの、高校通算50本塁打を記録した。昨年は高校卒1年目で体力強化やプロのスピードに慣れることに時間を使い、2年目の今年は1軍キャンプスタートとなると、初実戦で結果を残した。

サードはリチャード選手やベテランの松田選手などがポジション争いをするが、そこに入ってくる可能性は十分にある。

中日のドラフト1位・高橋宏斗投手も圧巻の投球を見せた。中日ではブルペンでストライクをどれだけ奪えるかのストライクチャレンジにより、成績の良かった投手がこの日の初の紅白戦のマウンドに立てるが、見事に先発の座を獲得すると、2回を投げてパーフェクト2奪三振、最速152キロの圧巻の投球を見せた。

この投球に他球団のスコアラーも驚きを見せ、立浪監督も「素晴らしいボールを投げていた。非常に期待の持てる投球が見れました」と評価した。抜群のアピールを続けている。

東京ヤクルトのドラフト3位・内山壮真捕手は、シート打撃でレフト後方の防球ネットに突き刺す特大のあたりを放ち、また古田臨時コーチから捕手としての強化指導を受け、「すごくいい時間を過ごせている」と話した。

巨人のドラフト3位・中山礼都選手は初の紅白戦で2番ショートで出場すると、左右に3安打を記録した。守備ではエラーもあったが、ファインプレーもみせ、1軍キャンプ生き残りを手にした。

昨年は1軍でもホームランを放ったオリックスのドラフト3位・来田涼斗選手は、この日の紅白戦で2番レフトで出場し初打席で初ヒットを放った。

広島のドラフト4位・小林樹斗投手も既にかなり期待度が増しているが、この日の紅白戦では2番手として4回から登板すると、最速147キロの速球で2回を1安打無失点、佐々岡監督も「小林がいいものを見せてくれた。」と話した。

北海道日本ハムのドラフト5位・根本悠楓投手は、阪神との練習試合で6回から登板すると、7回はランナーを許したものの巧みな牽制で刺すなど、2回をノーヒット無失点に抑えた。ドラフトでは同期となる佐藤輝選手からも145キロの速球で空振り三振を奪い、苫小牧中央時代から注目された力を見せた。

千葉ロッテのドラフト5位・西川僚祐選手は、キャンプはΒ組で過ごしているが、この日はA組のシート打撃に呼ばれると、1アウト2、3塁の想定で右中間に3ベースヒットを放った。「今年は1軍でホームランを打ちたい」と話す。

高校3年時にはなかなかアピールができなかったものの、高校1、2年で高く評価されていた選手たちで、その力をプロの舞台でいかんなく発揮し始めた。今年の新人王争いに加わってくる可能性は十分ある。

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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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