市和歌山のドラフト1位候補右腕・小園健太投手が登板し、149キロのストレートで5回を1安打9奪三振無失点の快投を見せた。
5回9奪三振
春季和歌山大会準々決勝、熊野高との試合で5回に登板した小園健太投手は、最速149キロのストレートに得意のツーシーム、チェンジアップなど多彩な変化球を織り交ぜ、5回を投げて1安打9奪三振無失点と完璧な投球を見せた。
「きょうは試合前から5回をしっかり投げ切る準備をしていた。選抜での疲れもなくなって、テーマの角度もバッターの膝下にできました」と話し、センバツ以降は1回、2回の投球だったが、疲労も取れて長いイニングを投げた。
この日は9球団のスカウトが視察したが、
○阪神・渡辺スカウト:「全体的にセンバツと比べて良くなっている。1つ1つの球の精度が上がっている。ストライクが簡単に取れて自分のカウントで試合を進めている。」
○広島・鞘師スカウト:「球威もある。しっかり腕を振ってセンバツの時よりいい」
○千葉ロッテ・三家スカウトは「ストレートで空振りが取れている。角度をつけて投げることを意識していたみたい。上位にあがるものを持っています」
と話し、センバツよりも良いと評価をした。昨年秋、センバツでは、最速は140キロ後半を記録したが、変化球を活かす投球だった。しかし昨年夏は強いストレートを中心に魅力的な投球をしており、夏の集大成に向けてストレートの力を見せている。「力感を上げていけば150キロ出るんじゃないですか」と150キロはいつでも出るという感じで、夏の投球が非常に楽しみ。
この日の最速は149キロで平均140キロ台後半の速球で押す姿にうなずいたのは視察した9球団だ。阪神渡辺スカウトが「全体的にセンバツと比べて良くなっている。1つ1つの球の精度が上がっている」と話せば、ロッテ三家スカウトも「強い球が行っていた」と言う。広島鞘師スカウトも「球威もある。しっかり腕を振ってセンバツの時よりいい」と評価した。
ネット裏には9球団が集結。OBでもあるロッテ・三家スカウトは「ストレートで空振りが取れている。角度をつけて投げることを意識していたみたい。(ドラフト)上位にあがるものを持っています」と強調。プロ側の高い評価は不動だ。
五回からマウンドへ。連続三振と完璧な入りを見せると、八回から九回にかけて4連続三振。「課題にしていた打者の膝下にいく球が多かった」と、この日最速149キロの直球とツーシームなど多彩な変化球で圧倒した。
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