春季北海道高校野球大会が25日から札幌モエレ沼公園野球場で開幕する。この日は出場各校が公式練習を行い、23年ぶりの全道大会出場を果たした帯広三条高は、最速144キロ左腕・安藤美壱投手(3年)は、投打でNPBスカウトから熱い視線を浴びる逸材で、2001年以来となる春の全道大会勝利を目指し、初戦で同じ北北海道の強豪である旭川志峯高との一戦に挑む。
逆境をバネに肉体改造、最速144キロへの急成長
安藤美壱投手が所属する帯広三条高は、昨年2月に大雪で室内練習場が倒壊するという大きなアクシデントに見舞われた。その影響により、このオフシーズンは全体練習でもウェートトレーニングの割合が増える事となったが、安藤投手はこの逆境をポジティブに捉え、徹底的な肉体改造に着手した。
昨秋時点で74キロだった体重は、一冬を越えて6キロ増の80キロとなり、ベンチプレス110キロ、背筋力260キロを誇る強靭なフィジカルを手に入れたことで、球速は昨秋から9キロもアップし、最速144キロを計測するまでに急成長を遂げた。一回り大きくなった体で迎えた今春の十勝地区予選では、その成果を存分に見せつけることとなった。
昨秋の全道準V校を撃破、地区予選で見せた圧巻の投打二刀流
十勝地区予選において、安藤投手はまさに二刀流の活躍を見せた。打撃では3回戦で公式戦第2号となる本塁打を放つなど、3試合で打率5割をマークすると、投手としても、代表決定戦での白樺学園高戦を含めた2試合で計15回2/3を投げて自責点0、昨秋の全道準優勝校である白樺学園高を破っての全道大会切符獲得に、大きな手応えを感じている。
この日の公式練習では初めてプレーする球場のマウンドを入念に確認し、「マウンドは柔らかめだったので、踏み出す足を意識して投げていきたい」(スポーツ報知)と話し、道大会での投球をイメージしていた。
不完全燃焼だった昨秋の雪辱、夏を見据えた試金石の初戦へ
昨秋の全道大会は、学校行事の見学旅行から帰ってきたわずか2日後が初戦という過酷なスケジュールだった。万全とは言えない状況の中でも、安藤投手は6回無失点と好投をしているが、チームは不完全燃焼のまま1回戦敗退をしている。
それだけに、今春の大会にかける思いは強い。安藤投手は、「夏もあるので、相手に悪いイメージを持たせられるような試合をしたい」(スポーツ報知)と話し、夏に勝ち上がるために、初戦で対戦する甲子園常連校の旭川志峯高を相手に力を試す。
【安藤 美壱】 プロフィール
- 氏名:安藤美壱
- 所属:帯広三条高校(3年)
- 出身:北海道十勝地区
- ポジション:投手
- 投打:左投左打
- 身長・体重:体重80kg
- 主な特徴や実績:最速144キロを誇るプロ注目左腕。昨年2月に大雪で室内練習場が倒壊した逆境を乗り越え、ウェートトレーニングにより体重を6キロ増量。ベンチプレス110キロ、背筋力260キロの肉体を作り上げ、球速を9キロアップさせた。2026年春季十勝地区予選では昨秋全道準Vの白樺学園高を完封するなど2試合15回2/3で自責点0。打撃でも打率5割、1本塁打を記録する、投打に高いポテンシャルを秘めた北北海道の逸材。








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