【東都大学野球】青学大の史上初7連覇が消滅、ドラフト1位候補・渡部海捕手と鈴木泰成投手は入学後初のV逸

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東都大学野球春季リーグでは、逆転優勝と史上初のリーグ7連覇に挑んだ青山学院大(青学大)が国学院大に1-6で敗れた。他大学に7季ぶりの優勝を許し、2023年春から6季連続で守り続けてきた王座からついに陥落。今秋のドラフト1位候補に挙がる正捕手の渡部海主将(4年=智弁和歌山)や鈴木泰成投手(4年=東海大菅生)にとって、大学入学後初めてとなる「V逸」の苦い結末となった。

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「やりたい野球をされた」、扇の要・渡部海「捕手は勝たないと評価されない」

渡部海主将にとって、他のチームが神宮のマウンド付近で歓喜の輪を作る光景は初めて見るものだった。1年春から名門の正捕手としてマスクを被り、リーグ戦6季のすべてで優勝。全日本大学選手権や明治神宮大会でもチームを日本一に導き、常に勝者の中心にいた。しかし、主将として、4年生として臨んだ最後の春、その不敗神話が崩れ落ちた。

渡部選手は、「自分たちがやりたい野球を、国学院さんにされたなという印象です。負けるべくして負けたのかなと思います。悔しさはあります。国学院さんや他の大学は、自分たちが優勝している姿を見て、青学を倒そうと思って常々やってきたと思う。そこに対する自分たちの力が、まだまだ足りなかった。」と話した。

そして、「捕手は勝たないと評価されないので、優勝できない時点でダメだったと思います。」と話す。今年はドラフト年として、捕手として、主将としての真価が問われる年となるが、そこで結果を出すことができなかった。「勝たせられなかった捕手」としての全責任を背負い込み、「もっと頼りがいのある4年生だったら、もっと後輩もやりやすかった(スポーツ報知)」と、4年生としてのあり方をも厳しく省みた。

立正大戦での誤算、そして最終週も挑戦者になれなかった王者のプレッシャー

1年からバッテリーを組みんできた渡部と鈴木泰成投手、共に大学屈指の投手と捕手としてドラフト1位候補として注目されており、青学大は今季も圧倒的な優勝候補筆頭と目されていた。しかし、2部から復帰した立正大との第3週で勝ち点を落として足元を掬われた。

その後は実力を見せてなんとか優勝争いに踏みとどまり、最終週の国学院大で勝ち点を奪えば逆転優勝の可能性があったが、1回戦では、鈴木投手が延長タイブレークの末に痛恨のサヨナラ3ラン本塁打を浴びて敗戦、この日の2回戦は、先発の2年生左腕・田端竜也投手(九州国際大付)が粘りを見せたものの、今季21本塁打を放った国学院大打線の猛攻を止められず、5回に満塁本塁打を浴びるなど一挙6失点した。

打線は相手先発の中井遥次郎投手(2年=中京大中京)などの前に沈黙し、6回に渡部主将の適時打で1点を返すのがやっとだった。投打の歯車が噛み合わないまま引きずり降ろされ、連覇は「6」でストップした。

安藤寧則監督「秋に向けてつくり直す」、覇権奪回への道

近年、常広羽也斗(2023年広島ドラフト1位)や下村海翔(2023年阪神ドラフト1位)、西川史礁(2024年千葉ロッテドラフト1位)、佐々木泰(2024年広島ドラフト1位)、中西聖輝(2025年中日ドラフト1位)、小田康一郎(2025年横浜DeNAドラフト1位)と、3年連続で2人のドラフト1位指名選手を輩出し、「常勝」の看板を守り続けてきた青学大。安藤寧則監督(49)は、目に見えない巨大な重圧と戦い続けた選手たちを静かに思いやった。「選手たちには想像を超えるようなプレッシャーがあったと思う。いろいろな外的要因、色々な圧がある中で、力を発揮させられなかった。僕もしっかり受け止めないと。国学院大は隙がなかった。秋に向けてつくり直したい。」と話した。

リーグ連覇はもちろん、明治神宮大会連覇、そして大学4冠という輝かしい歴史を築いてきたからこそ、そのプレッシャーは尋常ではなかった。しかしこれが青学大のスタートとなる。渡部主将が「全員がレギュラーを取るくらいの気持ちでいけば、もっと下級生の底上げにもなってくる(スポーツ報知)」と話し、国学院大のように上級生から下級生までの力で、秋のリーグ戦での王座奪還を目指す。秋には渡部捕手、鈴木投手のドラフト1位指名は確実となっているが、来年のドラフト1位候補に躍り出るような選手が出てこなければならない。

【渡部 海】 プロフィール

  • 氏名: 渡部海(わたなべ・かい)
  • 所属: 青山学院大学(4年・主将)
  • 出身: 大阪府(忠岡ボーイズ-智弁和歌山高卒)
  • ポジション: 捕手
  • 投打: 右投右打
  • 身長・体重: 179cm、86kg
  • 主な特徴や実績: 智弁和歌山高時代に甲子園優勝。青学大では1年時から活躍し、大学日本代表も経験。二塁送球1.8秒台の強肩と、勝負強い打撃が魅力。大学4年間で初めての優勝逸失を経験し、秋の覇権奪回を期す、2026年ドラフト1位候補。

【鈴木 泰成】 プロフィール

  • 氏名: 鈴木泰成(すずき・たいせい)
  • 所属: 青山学院大学(4年)
  • 出身: 茨城県(友部リトルシニア-東海大菅生高卒)
  • ポジション: 投手
  • 投打: 右投右打
  • 身長・体重: 187cm、91kg
  • 主な特徴や実績: 最速154キロを誇る大学球界屈指の本格派右腕。昨秋の明治神宮大会で日本一に貢献。スピンの効いた伸びのある直球とスプリット、カットボール、カーブを操る。渡部海捕手とともにチームを牽引する、2026年ドラフト上位(1位)候補。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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