今年のドラフト注目選手の一人、最速153キロの名城大の栗林良吏投手に、中日スカウトが評価をしている。
高校3年から投手転向
栗林良吏投手は愛知黎明高校時代に、2年生までは3番ショートで出場する選手で、2年生夏の愛工大名電戦では東克樹投手(立命館大:2017年横浜DeNAドラフト1位)から2安打を打っている。しかし3年生になると強肩を買われて投手に本格的に転向し、名城大に進学すると最速153キロを記録するまで急成長を見せた。
リーグ戦では昨年春にノーヒットノーランを達成するなど、抜群の力を見せるものの、全国の舞台では思うようなピッチングを残せていない。2年生秋の明治神宮大会は上武大戦に先発し、9回8安打2失点とまずまずのピッチングを見せたが、二段モーションを注意され、球速も140キロ前半が多く思うようなピッチングではなかった。
また昨年も明治神宮大会に出場したが、3本のホームランを浴びて8回を12安打7失点と打ち負かされた。「3本打たれたのは初めて。コントロールが無いのが原因だった」と話した。そこで栗林投手はこのオフに、筋力トレーニングに力を入れ、ブルペン入りを2週間遅らせても、体のトレーニングを行い、「投球練習で手ごたえはある」と話す。
中日スカウト評価
この栗林投手に中日の中原スカウトは「駆け引きなどの課題はあるが、あれだけのスピードボールを投げられる能力は高く評価しないといけない。上位で消える選手でしょう」と評価している。
地元で視察をしたスカウトなどは非常に高く評価するが、明治神宮大会での投球だけを見ると、まだまだという印象を受ける。今年は全国の舞台で、リーグ戦で見せるような投球を見せることができれば、上位候補として二重丸が付くだろう。
神宮球場でのピッチングに期待したい。
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