春季高校野球北海道大会札幌地区予選では、昨秋の全道大会4強の立命館慶祥が北星学園大付を9-2の7回コールドで下した。腰の負傷から復帰したばかりの主砲・吉川慎之助外野手(3年)が、2回に公式戦2本目となる2ラン本塁打を放ち、序盤での大量リードを呼び込んだ。
2回に「確信」の右翼弾、吉川慎之助選手が示した能力
吉川慎之助選手は、1回に一挙5点を奪う猛攻のなかで迎えた第1打席こそ凡退したが、2回2死一塁の好機で巡ってきた第2打席。相手投手の内角直球を力強く振り抜いた。「先っぽに当たったけど、ある程度角度がついたら入る感覚はあった(スポーツ報知)。」と話し、打球は右翼芝生席へ飛び込む貴重な2ラン。昨秋、大和ハウスプレミストドーム(旧札幌ドーム)で放って以来となる公式戦2本目のアーチとなった。
183cm84kgの左のスラッガーとして注目された吉川選手は、昨年12月には北海道選抜の一員として台湾遠征に参加するなど、世代屈指の有望株として期待されていたが、今年3月に腰を負傷。約1カ月間、戦列を離れることを余儀なくされた。練習試合への復帰もゴールデンウィーク頃と調整が遅れたため、今大会の背番号は異例の「22」でのスタートとなった。
しかし、本人はこの状況を冷静に受け止めている。「今までの練習試合は最初に点を取った後に取れなくて逆転される流れが多かった。何としてでも1点取りたかったので、よかった(スポーツ報知)。」と、離脱中に客観的にチームの課題を見つめ、チーム力を分析してきた。そしてこの日の復活弾は、地道なリハビリと、甲子園への強い執念が結実したものだった。
「夏前にどれだけ経験を積めるか」
立命館慶祥にとって、今春の戦いは単なるシード権争い以上の意味を持つ。2009年以来、17年ぶりとなる春の全道制覇。そしてその先にある、創部以来の悲願である夏の甲子園初出場だ。吉川選手は「もちろん優勝が目標だけど、夏前にどれだけ経験を積めるか、春の試合で成長していきたい(スポーツ報知)。」と話す。
大型スラッガーは、左投手としても130キロ後半を記録しており、ポテンシャルの高さを持っている。これから夏に向けての活躍に注目したい。
【吉川 慎之助】 プロフィール
- 氏名: 吉川慎之助(よしかわ・しんのすけ)
- 所属: 立命館慶祥高校(3年)
- 出身: 北海道
- ポジション: 外野手(右翼手)
- 投打: 右投右打
- 主な特徴や実績: 昨秋全道大会4強の主力。北海道選抜(台湾遠征)。腰の怪我を克服し、2026年春季地区予選の北星学園大付戦で公式戦通算2本目となる2ラン本塁打を放った。高い身体能力とパンチ力ある打撃が武器の、2026年ドラフト注目候補(地方注目枠)。












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