【高校野球】履正社が10年ぶり大阪王者、3世代プロ狙う主将・辻竜乃介選手が執念の2打点

2026年ドラフトニュース高校野球ドラフトニュース

春季高校野球大阪大会は10日、大阪シティ信用金庫スタジアムで決勝が行われ、名門・履正社が関大北陽に7-6で逆転勝利を収め、2016年以来10年ぶり6度目の優勝を飾った。最大3点のビハインドを跳ね返した主将の辻竜乃介内野手(3年)は、祖父に元中日の哲也氏、父に現西武2軍コーチの竜太郎氏を持ち、3世代プロ入りを目指している。

スポンサーリンク

8回2死、辻竜乃介選手が結果残す

辻竜乃介選手は2回に、自らの右犠飛で先制点を奪った。しかし、チームは中盤に一挙5失点を喫して逆転を許す苦しい展開となった。それでも、3-6とリードされた8回2死二、三塁の好機で、再び相手投手の勝負球を鋭く捉えると、打球はレフト前へ抜ける適時打。1点差に詰め寄る執念の一振りで、9回の逆転劇への呼び水となった。

辻竜乃介選手は「本番は夏だけど、履正社が強いということを見せられてよかった。冬の練習で、全員でどうやったら勝てるかっていうのを考えてきて、率直に春、こうやって勝てて、すごい嬉しいです。」と、充実した表情で振り返った。多田晃監督(47)も「(辻には)自分が苦しい時に引っ張れるかを求めてきた。こういう展開で勝ち切れたのは収穫(スポーツ報知)」と、技術以上に精神的な支柱としての成長に太鼓判を押した。

史上初「3世代プロ」への挑戦、西武コーチの父・竜太郎氏から授かった「頑張れ」

辻選手の背中には、日本野球界の歴史が刻まれている。祖父・哲也氏は中日で活躍し、父・竜太郎氏はオリックスや楽天の主力としてプレーした。この系譜を受け継ぎ、プロ入りを果たせば、史上初の快挙となる。辻選手は目指し選手にパドレスのタティスJr.を挙げ、「アグレッシブで積極的なプレーをしていきたい(サンケイスポーツ)」と語り、日本球界を飛び越えた感覚を持っている。

父の竜太郎氏からは、試合前に特別なアドバイスはないという。「『頑張れ』ということはいつも言ってもらっています(日刊スポーツ)。」と話す。それでも184センチ87キロの恵まれた体格から繰り出される力強いスイングは、間違いなく父譲りで、父も子を信頼する。

打倒・大阪桐蔭へ、「日本一のチームを倒さないと自信にならない」

履正社には、最大のターゲットがある。今春の選抜大会を制した宿敵・大阪桐蔭だ。「同じ大阪のチームが日本一。それを倒せば、自信を持って甲子園にいける(スポーツ報知)。」。今大会はその大阪桐蔭を関大北陽が準決勝で破ったが、辻選手は悔しさよりも「よし」という感情を抱いた。「やっぱりそこを倒すことによって、夏に甲子園に出た時にも自信を持って行けると思う(日刊スポーツ)。」と話す。

昨秋、5回戦で大商大堺に1点差で惜敗し、その屈辱から半年は選手間でのミーティングを増やし、練習メニューを自ら考案する「自主性」を徹底してきた。指揮官に言われるがままの野球ではなく、自分たちの足で頂点を目指すスタイルへの転換。その先頭に立ち、声を枯らしてきたのが辻主将だ。

まずは大阪大会優勝という実績を手にし、近畿大会での他県の強豪との対戦を経て、夏の大阪大会で打倒・大阪桐蔭を果たして甲子園出場へといきたい。そしてその先に、3代プロ野球選手の誕生がある。

【辻 竜乃介】 プロフィール

  • 氏名: 辻竜乃介(つじ・りゅうのすけ)
  • 所属: 履正社高校(3年・主将)
  • 出身: 兵庫県神戸市(六甲アイランド少年野球部-ヤング神戸須磨クラブ出身)
  • ポジション: 内野手(三塁手)
  • 投打: 右投右打
  • 身長・体重: 184cm、87kg
  • 主な特徴や実績: 祖父は元中日の哲也氏、父は西武コーチの竜太郎氏。阪神ジュニア、U15日本代表を経験した超有望株。2026年春季大阪大会決勝で逆転呼び込む適時打など2打点。高い身体能力とリーダーシップを兼ね備える。進路はプロ志望、2026年ドラフト上位候補。
2026年度-高校生内野手のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
2026年度-高校生-大阪府のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
履正社 逆転で10年ぶりV 最大3点ビハインドはね返す 多田監督「勝ち切れたのは収穫」/デイリースポーツ online
「春季高校野球大阪大会・決勝、履正社7-6関大北陽」(10日、大阪シティ信用金庫スタジアム) 決勝が行われ、履正社が関大北陽に逆転勝ちし、10年ぶり6度目の優勝を果たした。一時は3点を追う展開となったが、九回に相手ミスも絡み逆転。接戦をモノ...
【高校野球】履正社の辻竜乃介主将「大阪桐蔭を倒せば、自信を持って甲子園に」勝負弱さ克服の10年ぶり春V - スポーツ報知
履正社が10年ぶりの優勝を飾り、23日に開幕する春季近畿大会(京都)の出場を決めた。一時は3点を追う展開から8回に1点差に迫り、9回に逆転。1死一塁で小杉悠人一塁手(3年)が右翼線に同点二塁打を放つ
【高校野球】履正社10年ぶりV 辻竜乃介「やっぱりそこを倒すこと」打倒大阪桐蔭で夏聖地だ - 高校野球 : 日刊スポーツ
履正社が土壇場の逆転劇で関大北陽を破り、2016年以来10年ぶりとなる春優勝を手にした。打線は2回、先頭が安打で出塁すると四死球や相手のエラーが絡み幸先良く3… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkans...
履正社、逆転勝ちで優勝 近畿大会出場を決める/春季大阪大会
春季高校野球大阪大会決勝(履正社7-6関大北陽、10日、大阪シティ信用金庫スタジアム)履正社は関大北陽に逆転勝ちを2016年以来10年ぶり6度目に春の大阪を制…
【高校野球】履正社10年ぶり春王者!史上初の3世代プロ入りへ辻竜乃介主将が2打点 - スポーツ報知
大阪で決勝が行われ、履正社が関大北陽を破り、10年ぶりの頂点に立った。祖父と父に続く3世代でのプロを目指す主将の辻竜乃介三塁手(3年)が2打点を挙げ、9回に逆転勝ち。23日に開幕する春季近畿大会(京
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

yukiをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする

コメント