東都大学野球春季2部リーグは14日、UDトラックス上尾スタジアムで第4週の3回戦が行われ、1部復帰を目指す駒澤大(駒大)が日本大(日大)に0-4で零封負けを喫した。対戦成績を1勝2敗として勝ち点を落とす痛恨の敗戦となり、優勝を逃した。今秋のドラフト上位候補に挙がるエース、仲井慎投手(4年=下関国際)は、12日の第1戦での先発、2回戦のリリーフに続き「3連投」となるマウンドに上がったものの、4イニングを投げて2失点。最速152キロを計測し意地を示したものの、打線の援護なく涙を呑んだ。リーグ戦は専修大が優勝を決めた。
「3者連続三振」発進の仲井慎投手
仲井慎投手にとって、この日はエースの名をかけた正念場だった。2点を追う6回から2番手として投入。12日の先発(5回5失点)、13日の中継ぎに続く、リーグ戦では自身初となる「先発―中継ぎ―中継ぎ」の3連投。疲労が懸念されるなか、マウンドに上がった最初のイニングの6回を、力強い直球を軸に3者連続三振に斬って取り、スタンドをどよめかせた。
しかし、疲労は隠しきれなかった。7回、1死満塁のピンチから中犠飛を許して失点。さらに9回にも、2死から中越えの適時二塁打を浴び、点差を広げられた。仲井慎投手は「全部の回で点をやらない気持ちでマウンドには上がっていました。守備から流れをつくって攻撃に生かすことが大事だと思ったので、ゼロで帰ってこられることがベストだったと思うが、そこはまだまだ力不足(スポーツ報知)。」と話した。
この日最速の152キロなど、150キロ台の直球とキレのあるスライダーで最後まで腕を振り抜いたが、勝負どころでの一球に泣いた。
巨人・日本ハムら数球団が視察
この日もネット裏には、巨人・日本ハムなど複数球団のスカウトが視察した。中1日の先発から3日続けてマウンドに上がり、高い出力を維持し続けたスタミナには注目をしたと見られる。
「力任せの投球」から、今春は新たにシンカーを習得し、緩急自在なスタイルへと脱皮を図っており、今回の3連投という試練でも粘り強いマウンド捌きを見せた。結果としてチームの勝利に貢献できなかったのは残念だが、進化を見せたことは秋の戦いへとつながる。
ドラフト会議直前の秋季リーグ戦も2部での登板になってしまったが、大学屈指の右腕には多くのスカウトが視察をすることになるだろう。今季はまだ本調子ではな勝ったと思うが、今後、侍ジャパン大学代表先行合宿や代表の選出などもありそうだ。そして秋には、昨年の威力+投球術を組み合わせた完成形の投球を見せ、ドラフト1位指名でプロ野球に進みたい。
【仲井 慎】 プロフィール
- 氏名: 仲井慎(なかい・しん)
- 所属: 駒澤大学(4年・投手の主将)
- 出身: 兵庫県(加西市立九会小-下関国際高卒)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 177cm、83kg
- 主な特徴や実績: 自己最速158キロ(2026年4月計測)。高校時代はエース兼遊撃手として甲子園準優勝。今春はシンカーを習得し投球の幅を広げた。2026年春季2部リーグ第4週で先発・救援・救援の3連投を敢行。高いスタミナとマウンド度胸を誇る2026年ドラフト上位候補。










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