ドラフトの動き、5月3週のハイライトと来週の予定

ドラフトニュース

 5月3週目は春季高校野球関東大会や、終盤戦を迎えた大学リーグ戦などを中心に盛り上がりを見せました。

高校野球ドラフト候補の動き

 春季高校野球では東海大相模の吉田凌投手と小笠原慎之介投手がそれぞれ完投勝利を挙げ、10球団30人前後のスカウトが視察に訪れる盛り上がりを見せました。左腕の小笠原投手には左腕投手獲得を目指す横浜DeNAなどが高い評価を、また吉田投手には右のエース獲得を狙う阪神が5人を越すスカウトで視察するなど、熱を感じさせていました。

 関東大会では専大松戸の原嵩投手に8球団のスカウトが、また帝京三の茶谷健太投手にも阪神など3球団が注目をしています。健大高崎の柘植世那選手には広島など5球団が注目し、今年はやや手薄の高校生捕手において、NO1の評価になっていっている感じがします。

 また県岐阜商の高橋純平投手と日大三島の小澤怜二投手が投げ合った練習試合には9球団17人のスカウトが集結しました。小澤投手は失点を重ねてしまいましたが、スカウトの評価は変わらず。ただし、大きく上げるという事もなかったようです。

 東北でも春季大会が始まり、仙台育英の平沢大河選手がホームランを放ちました。センバツでも調子は良くなかったようですが、ここへきて復活をしているようで、身体能力抜群の内野手として大会が進むにつれ再び名前が挙がってくるでしょう。

 もうひとつ、横浜高校の渡辺監督がこの夏で勇退する事が発表されました。高校野球の名将としてレベルを高くしてくれた監督で、プロ野球でも多くの選手が活躍をしています。本当にありがとうございました。

 

大学野球ドラフト候補の動き

 大学野球選手権出場が続々と決まっています。その中で大商大の岡田明丈投手は今季6勝を挙げてMVPを獲得、この春でスカウトの評価も一気に上がりドラフト1位候補となりました。

 また仙台大が優勝し、熊原健人投手が神宮に帰ってきます。東北福祉大戦では2試合で1-0の完封勝利をと圧巻の投球をみせています。また東京新リーグでは流通経済大が優勝、 生田目翼投手は155km/hを記録(大田スタジアム)しており、その速球に注目が集まりそうです。

 東京六大学では早稲田大の茂木栄五郎選手が1試合2発など今季のホームランを5本まで伸ばしています。小柄な内野手ですが、長打力は抜群でサードが欲しい球団は指名をしてきそうです。明大の高山俊選手も通算安打数を114本まで伸ばしました。

 そして東都では専修大が1部昇格で即優勝を成し遂げました。

 

社会人野球ドラフト候補の動き

 社会人野球は都市対抗の予選がスタートしていますが、目立った動きはありませんでした。

 

来週の動き

 高校野球では東海大会、近畿大会が開幕します。高橋純平投手などは出場しませんが、いなべ総合や静岡、大阪桐蔭や龍谷大平安、智弁和歌山、近江など強豪が出場し、ドラフト候補の活躍が期待されます。

2015年度-東海のドラフト候補リスト

2015年度-近畿のドラフト候補リスト

 東京六大学は優勝争い筆頭の早稲田大の試合はありませんが、明治大の高山選手や上原健太投手が春季リーグの最終カードとなり、進路についての話も出てくる可能性があります。またそれに伴い広島などがスカウト会議などの動きが出てくるかもしれません。

2015年度-東京六大学リーグのドラフト候補リスト

 

 社会人野球は都市対抗の2次予選などが始まり、ドラフト注目選手が夏に向けて戦います。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする
ドラフト会議ホームページ2024 Draft home page

コメント