高校野球の春季富山県大会は準々決勝が行われ、高岡第一が富山東を12-1の5回コールドで下し、ベスト4進出を決めた。プロ注目のエース左腕・前田侑大投手(3年)今大会初先発となったマウンドで、自己最速を3キロ更新する「151キロ」を計測。4回の絶体絶命のピンチでギアを上げ、電光掲示板に衝撃の数字を刻んだ。今月初旬のU18日本代表候補強化合宿で得た「全国で通じる」という確信を、地元のマウンドで最高の形で体現してみせた。
窮地で叩き出した151キロの衝撃
前田侑大投手は4回裏、自らの四球や味方の失策が重なり1点を失い、なおも2死二、三塁のピンチとなった。しかしここでギアを数段階挙げた。これまでの自己最速は148キロだったが、この場面で150キロを叩き出して球場をどよめかせると、続く1ボール2ストライクからの投球で、さらに加速。ミットを叩く乾いた音とともに「151キロ」の数字が躍った。
前田侑大投手は「自分で招いたピンチ、しっかり抑えなきゃという気持ちでギアが上がった。あの2球は自分の中でも手応えがあった。」と振り返った。窮地を空振り三振で切り抜けると、終わってみれば5イニングで10個の三振を奪う奪三振ショーとなっていた。
U18日本代表候補合宿で「真っ直ぐは全国でも通用する」
前田投手は4月3日から奈良県内で行われた侍ジャパンU18代表候補強化合宿に参加し、そこで計測した148キロの直球に、並み居るスカウト陣が熱視線を送った。前田投手は、「真っ直ぐは全国でも通用すると感じた。将来はプロを目指して頑張りたい(チューリップテレビ)。」と語り、自らの目標を「プロ入り」へと明確に定めた。合宿で出会った凄腕の選手たちに刺激を受け、練習の質も劇的に変化。「もっと自分も負けないぞという気持ちで、以前より全力で練習に取り組むようになった(チューリップテレビ)」という意識の高さが、合宿からわずか3週間で3キロの球速アップという驚異的な結果をもたらした。
身長173センチ、体重71キロ。投手としては決して恵まれた体格ではないが、しなやかな腕の振りと下半身の連動で、150キロ超の出力を生み出している。この日は「変化球に自信が持てず、自信のある真っ直ぐで首を振って勝負した(チューリップテレビ)」と話し、ストレートで抑えきる力を見せた。
次の目標は全国の舞台で自慢のストレートを投げ込むこと。自分で感じた全国で通用するという球を、今度は全国の舞台で証明したい。「春も夏も優勝して、甲子園に行きたい。準決勝、決勝でも、自分が投げるときにはどのバッターにも全力で投げて三振を取りにいきたいです(チューリップテレビ)。」と話した。
プロ注目の左腕のピッチングに注目したい。
【前田 侑大】 プロフィール
- 氏名: 前田侑大(まえだ・ゆうだい)
- 所属: 高岡第一高校(3年)
- 出身: 富山県
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 身長・体重: 173cm、71kg
- 主な特徴や実績: 最速151キロ。2026年U18日本代表候補。170センチ台前半の体格ながら、スピンの効いた直球で空振りを奪う。2026年春季富山県大会準々決勝で自己最速を更新する151キロを計測し、5回10奪三振。将来はプロ志望を公言している、2026年ドラフト上位候補。









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