盛岡大付の三浦瑞樹投手と履正社の竹田祐投手が好投し、それぞれ3回戦に進出を決めた。
140キロ
盛岡大付の三浦瑞樹投手は初戦の高岡商戦では4回途中まで6失点し降板していたが、この日は昨年センバツ覇者の智弁学園に対し、インコースを中心に勝負、140キロを記録した速球とチェンジアップで強力打線を7回まで1安打に抑える好投を見せた。
公式戦で完投はなく、「せっかくだから完封したかった」と話した三浦投手、9回に1失点したが堂々の初完投勝利だった。
また履正社はエースの竹田祐投手が2安打完封勝利を挙げた。1回戦の日大三戦では13安打5失点したものの、この日は序盤から安定した投球を見せ、セカンドにランナーを背負ったのは5回だけだった。
9回には140キロを記録するなどしり上がりに勢いも見せ、竹田投手の底力を見せた。公式戦初完封だった。
安田尚憲選手は3打数ノーヒット、外角を逆方向に打って伸びる打球が得意だが、この日はインコースに苦しみ、セカンドゴロ二つと、課題も見せた。
得点圏に走者を許したのは五回だけ。九回に最速の140キロを記録するなど尻上がりに調子を上げた。公式戦で自身初、甲子園では寺島も成し得なかった完封勝利を挙げた。
前年覇者の智弁学園はスタメンに昨春のセンバツ経験者が5人並ぶ強力打線だったが、「向かっていかなければ甘い球を長打にされる」と思い切り腕を振った。直球は自己最速タイの140キロを計測し、チェンジアップとの緩急も生きた。7回までわずか1安打に抑え、指揮官も「ベストピッチ」と絶賛した。
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