読売ジャイアンツの那覇キャンプで行われた韓国・サムスンとの練習試合で、ドラフト1位ルーキー・竹丸和幸投手(24=鷺宮製作所)が3回パーフェクトの快投を演じた。プロ入り後最速となる150キロを連発し、4奪三振と相手打線を完全に制圧。紅白戦を含むキャンプでの実戦は計4試合、8イニング連続無失点という“無双”状態で、開幕ローテーション入りへ大きく前進した。
プロ最速150キロ連発!自己採点「90点」の完璧リリーフ
声を上げながら投じた渾身の1球が、バットに空を切らせた。8回2死走者なし、この日最速タイとなる150キロの直球で最後の打者を空振り三振に仕留め、竹丸和幸投手は静かにマウンドを降りた。
1-2の6回から4番手として登板。先頭打者を127キロの変化球で空振り三振に切って取ると、続く打者には「出そうな感じはあった」という予感通り、プロ入り後最速となる150キロを計測。この日投じた40球のうち4球で150キロをマークし、「真っすぐもよかったし、変化球も狙ったところにだいたい行っていたのでよかった(スポーツ報知)。」と、自己最高の「90点」をつける完璧な投球だった。
韓国50発大砲も圧倒、阿部監督「打たれるところが見てみたい」
圧巻だったのは7回1死、昨年韓国リーグで50本塁打、158打点で2冠王に輝いた左の大砲・ディアズとの対戦だ。プロの強打者に対しても臆することなく、149キロの直球で押し込み中飛に打ち取った。
この堂々たる投球に、阿部慎之助監督も、「マウンドでの立ち姿がいい。1回、ちょっと打たれるところが見てみたい(スポーツ報知)。」と、もはやルーキーの枠を超えた絶対的な信頼を口にした。ネット裏で視察した阪神・嶋田スコアラーも「投げるたびに良くなっているのがすごい」と、その成長曲線に驚きを隠せなかった。
愛称は「たけちゃん」、環境への適応力も抜群
キャンプ初日は緊張で表情が硬かったが、1ヶ月が経ち、先輩たちから「たけちゃん」と親しまれるなどすっかりチームに溶け込んでいる。26日の24歳の誕生日には投手陣全員から祝福され、「1か月もいれば慣れますね」と、環境への適応がマウンドでの躍動に直結している。
昨年から見ても体が更に大きくなっている。ストレートも昨年より明らかに強い。もちろんドラフト1位指名ということで、昨年もアマチュア屈指の投手だったが、プロ入りしてからとんでもない投手に成長している印象を受けた。マウンドを降りる時の淡々とした姿も堂々としている。
「きれいにはじき返される直球もあった。ボールの質自体をもう少し上げていきたい」と無失点投球にも慢心はないが、オープン戦でさらに好投を見せ、開幕の一角を掴み取るのではないかと思う。
竹丸和幸 プロフィール
- 氏名: 竹丸 和幸(たけまる・かずゆき)
- 所属: 読売ジャイアンツ(ドラフト1位)
- 出身: 広島県広島市(崇徳高校-城西大学-鷺宮製作所)
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 身長・体重: 179cm、75kg
- 主な特徴や実績: 最速152キロの直球とキレのある変化球を持つ即戦力左腕。キャンプの実戦で8回連続無失点と完璧なアピールを続けている。愛称は「たけちゃん」。背番号21。









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