東京六大学野球春季リーグは、今週末に行われる伝統の早慶戦を残すのみとなった。すでに4校が全日程を終えて個人成績が確定した中、首位打者争いはトップに早大の徳丸快晴選手(2年)が打率.389、それをわずか6厘差の打率.383で法大の境亮陽選手(2年)が追っている。ともに大阪桐蔭高で甲子園を目指した同級生コンビが、神宮の舞台でハイレベルな首位打者争いを繰り広げている。
わずか6厘差の大阪桐蔭対決、徳丸快晴選手が早慶戦でタイトル獲得に挑む
首位打者争いを演じる早大の徳丸快晴選手と、法大の境亮陽選手は、高校野球でも大阪桐蔭でその力を誇り、しのぎを削った同期生だ。打率4割台をキープして首位を走っていた境選手だったが、最終節となった明大2回戦で5打数無安打と失速し、打率を.383に落として2位へ転落した。代わって首位へ躍り出た徳丸選手は、2位の境選手とわずか6厘差。早慶戦での1打席1打席がタイトル獲得を大きく左右する極めて緊迫した状況となった。
境選手は全日程が終了しているが、徳丸選手は、30日から開幕する伝統の早慶戦に臨む。「慶応には絶対勝ちたい。しっかり自分のプレーをして成績を残したい」(スポーツニッポン)と意気込みを示し、リーグ戦中も頻繁に連絡を取り合っているという境選手に「負けたくない」(スポーツニッポン)と並々ならぬ対抗心を燃やしている。
プロでは首位打者を取らせるために、試合出場を控えさせるような場面だが、特に今季はチームとして結果を出せていない早稲田大にとって、早慶戦での勝利に燃えていることは間違いなく、今季は開幕から全10試合でスタメン出場を続けている徳丸選手を控えさせることはない。「打って当然と思ってもらえていると思う」(スポーツニッポン)と自負しつつ、「もっと期待に応えたいし、驚かすような成績を残したい」(スポーツニッポン)と、さらなる大活躍を心に誓った。
ただし、ライバルは境選手だけではない。早慶戦に出場する選手で逆転首位打者の可能性を残しているのが慶大の面々で、打率.349で4位の林純司選手(3年)や、打率.333で5位の小原大和選手(4年)、打率.324で8位の中塚遥翔選手(3年)らが徳丸選手を追う。優勝を狙う慶應大の面々も当然、早稲田大に負けられない。そして逆転首位打者を当然狙ってくる。
神宮を彩る大阪桐蔭の黄金世代、平嶋桂知投手や南陽人投手らも躍動
東京六大学リーグを席巻している大阪桐蔭高出身の2年生は、打者だけではない。投手でも、明大の平嶋桂知投手が今季神宮デビューを飾り、今春は2勝0敗、防御率1.50と抜群の安定感を見せてリーグ防御率2位と健闘。現在、防御率トップ(1.11)に立つ慶大の渡辺和大投手の早慶戦での結果次第では、最優秀防御率のタイトル獲得という可能性を残す。
さらに、立教大の南陽人投手(2年)も救援として6試合に登板し、ブルペン陣を力強く支える働きを見せた。大阪桐蔭の黄金世代が東京六大学で頭角を現し始めた今季、再来年のドラフト会議で多くの選手が名前を呼ばれることになりそうだ。
【徳丸 快晴】 プロフィール
- 氏名:徳丸快晴(とくまる・かいせい)
- 所属:早稲田大学(2年)
- 出身:大阪府(大阪桐蔭高校出身)
- ポジション:外野手
- 投打:右投左打
- 主な特徴や実績:大阪桐蔭高時代は1年秋から名門の4番を背負い、甲子園に3度出場した超高校級スラッガー。早大進学後は2年春にレギュラーを奪取し、現在打率.389を記録して首位打者争いのトップに立つ。鋭いスイングと高いコンタクト能力を誇り、元プロの小宮山悟監督からも信頼を寄せられる期待の2028年ドラフト候補スラッガー。
【境 亮陽】 プロフィール
- 氏名:境亮陽
- 所属:法政大学(2年)
- 出身:富山県(大阪桐蔭高校出身)
- ポジション:外野手
- 投打:右投左打
- 主な特徴や実績:50メートル走5秒9の圧倒的なスピードと抜群の強肩を誇るアスリート系外野手。大阪桐蔭高では1番打者として甲子園で躍動。法大進学後は今春からスタメンに定着し、リーグ中盤まで打率4割台をキープして首位打者争いを独走した。最終節で惜しくも打率.383の2位に後退したものの、無類のスピードと強打を兼ね備えるポテンシャル抜群の俊足外野手。









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