阪神は5月28日に、西宮市内の球団事務所でスカウト会議を開き、今秋のドラフト会議に向けた各担当スカウトの報告や、上位指名候補の精査を行った。今回の主な議題は、6月8日に開幕を控える全日本大学選手権に出場する注目選手の確認と上位候補の絞り込み。その中で、今春の関西学生リーグで大ブレークを果たし、関西大を5季ぶりの優勝へと導いた最速149キロ左腕・米沢友翔投手(3年)が上位候補として新たにリストアップされたことが明らかとなった。
中日・金丸夢斗投手の「21」を受け継ぐ関大・米沢友翔投手が1位候補急浮上
今春のリーグ戦で彗星のごとく現れ、関西大を旧リーグを含めて5季ぶり41度目の頂点へと導いたのが、サウスポーの米沢友翔投手だった。最速149キロを誇る直球を武器に勝ち星を積み重ね、一躍ドラフト上位候補として各球団の注目を集める存在となった。
米沢投手は、2024年のドラフトで複数球団が1位競合した関西大の先輩エース左腕・金丸夢斗投手(中日)と同じ背番号「21」を背負っている。投球スタイルやマウンドでの風格からも、金丸2世としての呼び声が高く、スカウト陣からも高い評価を得ている。6月の全日本大学選手権の舞台でも実力を証明することができれば、その評価はさらに確固たるものとなるはずだ。
金丸投手と比較されることになると思うが、特にストレートの球速は金丸投手に部がある。米沢投手の特徴は変化量の大きな変化球、そして、金丸投手よりも厳しい所を攻めることができる点で、金丸投手よりもエグい左腕と言えそうだ。金丸投手がプロ野球で期待されたほどの成績をまだ残せていない(きっかけを掴めば一気に勝ちだすと思うが)ために不安に思う人もいるかもしれないが、飄々と厳しい所を攻めることができる点は、プロでも非常に嫌と感じる打者の多い左腕投手となりそうだ。
青学大の大学No.1捕手・渡部海選手ら実力派の大学生、高校生も徹底マーク
米沢投手のほかにも、ドラフト上位、そして1位指名の筆頭候補として青山学院大の渡部海選手(3年)がリストアップされた。渡部選手は強肩強打を誇る大学ナンバーワン捕手として評価が非常に高く、各球団が即戦力として注目する逸材だ。さらに、その渡部選手とバッテリーを組む青山学院大の本格派右腕・鈴木泰成投手や、最速156キロを計測する亜細亜大の川尻啓人投手、この春は調子が良くないが、昨秋の明治神宮大会で10者連続奪三振を記録した立命館大の左腕・有馬伽久投手など、大学生のトップランクの好投手たちの名前も次々と会議に上がった模様だ。
また、高校生では、春季関東大会で自己最速タイの154キロを連発して胴上げ投手となった横浜高のエース・織田翔希投手(3年)の評価が高く、今後も密着マークを続ける。
まずは春のリーグ戦における大学生のリストアップを行い、大学野球選手権や侍ジャパン大学代表代表選考合宿を迎える為のスカウト会議となった。そして次回のスカウト会議は、夏の高校野球地方大会が本格化する6月下旬に予定されており、マークする高校生の確認を行う。
【米沢 友翔】 プロフィール
- 氏名:米沢友翔(よねざわ・ゆうと)
- 所属:関西大学(3年)
- ポジション:投手
- 投打:左投左打
- 主な特徴や実績:自己最速149キロを誇る急成長左腕。大学の偉大な先輩である金丸夢斗(現中日)から、伝統の背番号「21」を継承。今春の関西学生リーグで大ブレークを果たし、チームを5季ぶり41度目のリーグ優勝へと導いた。150キロに迫るノビのあるストレートと優れたゲームメイク能力を誇り、全日本大学選手権での登板に期待がかかる2026年ドラフト上位候補。
【渡部 海】 プロフィール
- 氏名:渡部海(わたべ・かい)
- 所属:青山学院大学(3年)
- ポジション:捕手
- 投打:右投右打
- 主な特徴や実績:世代最高峰の呼び声高い、強肩強打の大学ナンバーワン捕手。高い身体能力を生かしたスローイングと、鋭い打球を連発するパンチ力のあるバッティングが武器。青山学院大の強固な投手陣をリードする頭脳も高く評価されており、今秋ドラフトの目玉、そして1位指名筆頭候補としてNPB球団が熱視線を送る。










コメント