愛知大学野球春季リーグは第3週の3回戦が行われ、愛知工業大(愛工大)が名城大に3-0で完封勝利。対戦成績を2勝1敗として勝ち点を「3」に伸ばし、首位を独走する中京大を追う。今秋のドラフト候補に挙がる最速152キロ右腕・岡田雅樹投手(4年=愛知商)が、8イニングをわずか5安打で無失点に抑え込む圧巻の快投を披露。視察した楽天など5球団のスカウトが注視するなかでの好投だった。
8回無失点、四死球わずか1で「打たせて取る」投球
岡田雅樹投手はこの日、初回から140キロ台後半の直球を軸に、テンポ良くストライクを先行させる。8イニングを投げて与えた四死球がわずかに「1」という抜群の制球力で、強力な名城大打線に対し、打たせて取るピッチングで一度も三塁を踏ませない安定感を見せた。
岡田雅樹投手は「(8回は)力を振り絞った(中日スポーツ)。」と振り返り、8回2死から走者を出した場面でも動じることなく、最後はこの日一番の力を込めた高めの直球で空振り三振。役割をしっかりと果たしてマウンドを降りた。本来は中継ぎとして調整を続けているが、これで2週間連続で決戦の3回戦で先週をしているが、その勝負強さで先発としての実績も積み上がってきている。
楽天スカウトが「緩急」を絶賛、先発2戦目で見せた高い適応力
ネット裏にはNPB5球団のスカウト陣が視察し、岡田投手の「先発適性」を詳細にチェックした。中継ぎでの高出力は既に証明済みだったが、長いイニングを支配するゲームメイク能力は、ドラフト評価における大きな加点材料となった。
東北楽天・益田スカウト:「先発では初めて見るが、ストライク先行で緩急も使えている。今後が楽しみ。」
体格もあり、投げ下ろされる152キロの球速も魅力、そしてこの日のような相手打者の狙いを外す投球は、これからも一戦ごとに評価が高まっていくだろう。
「下の入れ替え戦を見てきた」苦労人が7年ぶりのリーグ制覇目指す
過去3年間は苦しかった。入学してからのチーム成績は、6季で3位から5位をさまよっていた。入れ替え戦が常にちらつく戦いだった。しかし今季は優勝争いをしている状況に、岡田投手は「下の入れ替え戦を見てきたので、感覚が違う。今年は上を目指すのに、きょうがヤマ場だと思っていたのでホッとした(中日スポーツ)。」と話す
2019年以来、7年ぶりとなる優勝へ。中京大、中部大との三つ巴の争いはこれから終盤戦を迎えるが、岡田雅樹投手の好投で愛知の頂点、そして神宮の杜に向かうことができるか注目したい。
【岡田 雅樹】 プロフィール
- 氏名: 岡田雅樹(おかだ・まさき)
- 所属: 愛知工業大学(4年)
- 出身: 愛知県(愛知商高卒)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 主な特徴や実績: 自己最速152キロを誇る本格派右腕。今春から先発に本格参入し、2週連続で3回戦の先発を務め、名城大戦では8回無失点の快投。高い制球力とストライク先行の投球術が武器。楽天など5球団が注目する2026年ドラフト候補。









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