早大・吉永健太朗投手が明大戦で6回2/3を投げて4安打2失点4奪三振に押さえて勝利、これで自身は4連勝となり4勝0敗でリーグトップ、防御率も0.96でリーグトップとなった。またチームも優勝に王手をかけた。奪三振数は24で1位は法大・三嶋一輝投手の30。これを上回れば1年生春に投手3冠王となる。
やはり日大三で全国制覇した右腕はタダモノではない。2007年に斎藤佑樹投手が6試合に登板して4勝0敗(リーグ1位)、防御率1.65(リーグ3位)という成績を残しているが、それを上回りそうだ。
また、慶大・福谷浩司投手が立大戦の2回戦で今季初先発したものの6回を9安打2奪三振、2失点に押さえ勝ち負けはつかなかったがチームはその後に勝ち越されて敗れた。
ドラフト1位候補として注目される福谷投手は昨シーズンに先発として活躍できず、またケガの後に先発してどれだけ投げられるかは評価のポイントとなっていた。まだ本調子とはいえないが、6回を投げたことは今後に繋がってくると思う。
スポーツ報知:2012/05/21
首位・早大が黄金ルーキーの快投で優勝に王手をかけた。日大三のエースとして昨夏の甲子園を制した吉永健太朗が明大戦に先発し、7回途中4安打2失点でデビュー4連勝。1年生が春のリーグ戦で4勝を挙げるのは、07年の早大・斎藤(現日本ハム)以来5人目で、すべて先発での4戦4勝は史上初。チームは7勝1分けとし、21日の明大3回戦に勝てば、3季ぶり43度目のVが決まる。
祈るようにマウンドを見つめた。1点リードの9回、守護神・有原航平が1死三塁のピンチを招いたが、150キロの直球で連続三振。吉永は三塁側ベンチを飛び出し、ナインとハイタッチ。「自分が1点差にしてしまったので、有原さんに抑えてほしいという思いでいっぱいでした」。接戦を制して優勝に王手をかけ、クールな右腕が珍しく喜びを爆発させた。 全文はスポーツ報知をご覧ください。
スポーツニッポン:2012/05/21
この日の最速は141キロながら、修正能力が光った。初回2死一塁で、4番・石川にストレートの四球。直球を引っかける球が目立っていた。「初回は力んでいるなと思ったので、リラックスして投げようと。そうしたらだんだん良くなった」。2回は8球全て直球で3者凡退。試合中にフォームを立て直し、6回2/3を4安打2失点の結果につなげた。
球速がなくても、高校時代からの決め球には自信がある。打者の左右に関係なく、110キロ前後のシンカーは「甘く入ってもヒットを打たれない球」と言う。ここまで28回2/3を投げ、被安打はわずか11本。日大三の同期・高山には2安打を許したが、力んだ投球は負けず嫌いを象徴していた。
コメント
ハンカチ王子ゎ早大でパワーダウンしてしまったけど、吉永投手にゎ4年間でテクニック以上にパワーアップしてもらいたいと願います。負けが許されないからといって小さくまとまって欲しくないなぁ…