元横浜ドラフト1位・田中一徳選手が拓大紅陵監督へ

田中一徳

 1999年のドラフト会議で横浜ベイスターズにドラフト1位指名されたのは、165cmの外野手・田中一徳選手だった。7年間で思ったような活躍ができずに戦力外通告されたが、その後もトライアウトを受けたりアメリカ独立リーグでプレーするなど野球への情熱が消えず、近年は各地で少年野球教室を開いていたという。その田中選手が名門・拓大紅陵の監督に招聘されている。

松坂大輔から4安打

 田中一徳選手といえば、1998年の夏の甲子園の横浜高校vsPL学園の延長17回の死闘において、松坂大輔選手から4安打を記録し、ユニフォームを泥だらけにしながらのホームインなどが印象的で、165cmながら高校時代にランニングホームランを3本記録した俊足を評価されてドラフト1位で横浜ベイスターズに入団した。

 プロ入り3年目となる2002年には112試合に出場し打率.256を記録したものの、体の大きな外野手が続々と入団する中でポジションを奪われ、また足が速いものの盗塁については7年間で成功が15、失敗が14とうまくなく、足のスペシャリストというポジションでも出場ができなくなっていった。

 2006年オフに戦力外通告を受けると、野球への情熱が失われずにトライアウトを受けるも獲得球団は現れなかった。その後アメリカ独立リーグで2年間プレーして引退していた。

 

小枝監督が勇退

 昨年末の学生野球資格回復講習を受けて資格を回復すると、千葉県高野連に指導登録の申し出を行い、長年監督を務めてきた小枝監督の勇退が決まっていた拓大紅陵が、少年野球教室などで熱血指導する田中一徳氏に打診をしたという。

 横浜高校戦で、また横浜ベイスターズで、さらに引退後に見せた熱さが、田中選手を高校野球の監督へと繋ぐことになりそうだ。千葉県は戦国時代が続いているが、木更津総合や習志野が強く拓大紅陵は2002年以降甲子園に出場していない。田中監督の熱さで戦国千葉の高校野球制覇を狙う。

 

 甲子園春夏9度の出場を誇る拓大紅陵(千葉)が、新監督にPL学園(大阪)やプロ野球横浜で外野手としてプレーした田中一徳氏(32)の招へいを検討していることが13日、分かった。今夏限りで勇退する小枝守監督(62)に代わり、指揮を託す予定だ。

 田中氏は元プロ野球関係者の学生野球資格回復の研修会を受け、1月20日に適性認定者とされた。その後、千葉県高野連に指導登録の申し出をしていた。

 拓大紅陵では小枝監督と進退について話し合いをする中、水面下では新監督の選定に着手。引退後も各地で小中学生に野球教室を開催するなど、野球への強い情熱を持つ田中氏に打診した。


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