慶大・白村明弘投手が2勝目、リリーフで2回無失点、加藤拓也投手もリリーフで2回無失点

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 東京六大学、慶大vs立大の試合はサヨナラ振り逃げで決着がついた。

 立大は1年生の沢田圭佑投手が6回まで無失点、7回を4安打1失点に抑える安定感のある投球を見せたものの、慶大は6回から昨日先発して好投した同じ1年生の加藤拓也投手が登板し2回を1安打3奪三振で無失点に抑えて1-1の同点となる。

 慶大は8回から昨日リリーフで今季初勝利を飾った白村明弘投手が7回に代打で登場し8回のマウンドに登ると、球速は149km/hを記録したものの、ショートのエラーでランナーを許した後にヒットを与えて1アウト1,3塁のピンチを迎える。そして続く打者にスクイズを決められて1-2と勝ち越された。

 白村投手は9回は無難に抑えて2回を1安打1四死球で自責点は0だった。慶大は9回裏、ノーアウト2,3塁のチャンスで5番・横尾俊建選手が振り逃げ、さらに捕手が悪送球をしてセカンドランナーもホームインし、慶大が逆転サヨナラ勝利を飾った。白村投手に2勝目が転がり込んだ。

 白村投手は2勝目を挙げたものの、まだこんなものではないという感じがする。今季はリリーフで登板を重ねた後、ドラフト前の最後の試合となる10月19日、20日の明治大とのカードでは先発をしてくるのではないかと思う。そのピッチングが大きな鍵となりそうだ。

 また慶大は苦しみながらも立大から勝ち点を挙げた。昨日は谷田成吾選手の勝ち越し3ベースヒット、今日は振り逃げながらも横尾俊建選手が試合を決めた。横尾選手は6kg体重を落としたとのこと。高校では共にスラッガーとしてプロも注目していた選手で1年生だった昨年からプレーをしている。今春はふがいない成績だったが、ようやく名前が出てくるような活躍を見せ始めた。

 以前は高橋由伸選手、小久保裕紀選手、井口資仁選手と大学生のスラッガーが注目を集めた時があったが最近は少なくなった。プロもホームランの打てる日本人選手を求めている。二人には非常に期待している。

 慶大が幸運なサヨナラ勝利で勝ち点を拾った。9回無死二、三塁で5番・横尾はワンバウンドのスライダーに空振り三振。振り逃げで一塁に走ると、相手捕手が一塁へ悪送球。2走者の生還を見届けた主砲は「打って終わりたかったけど、きょうの勝ちはでかい」と笑顔を見せた。今夏は夕食時に炭水化物を抜くダイエットを敢行し、6キロ減の81キロに。「足が少し速くなった。全力疾走したのが良かった」と胸を張った。救援登板で2日連続の勝利投手となったエースの白村は「野球ってこういうことがあるんですよ」と話し、江藤省三監督は「きょうは誰がヒーローだ?」とおどけていた。

慶大勝ち点、白村2勝  - ニッカンスポーツ紙面:2013/9/19

 

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