東京六大学野球春季リーグでは、昨秋王者の明治大(明大)が慶應義塾大(慶大)に8-1で快勝し、対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。今秋のドラフト候補に挙がる主将の福原聖矢捕手(4年=東海大菅生)が「5番・捕手」で出場すると、初回の2点適時打を含む2安打4打点の猛打。開幕から4試合連続安打で打率5割と絶好調の主砲が、日米スカウト陣の前で「打てる捕手」の真価を証明してみせた。
神宮で4打点の猛攻!「腕はゼロの状態」で仕留めた2本の適時打
福原聖矢選手はこの日、主将としての責任と打者としての進化がを見せた。初回、1点を先制しなおも1死二、三塁の好機。追い込まれながらも「欲を出さずにセンター方向に低い打球を(中日スポーツ)」と意識し、中前へ2点適時打を放って主導権を握った。さらに5回無死二、三塁では、左翼手の頭上を越える2点適時二塁打。勝負所での集中力で計4打点を叩き出し、チームを7点差の圧勝へと導いた。
福原聖矢選手は「センター中心にいい形でヒットになって、いい状態が続いている。つなぐ意識の結果だと思っています。欲を出さずに低い打球を心がけている結果が、いい形でヒットになっている。」と、充実した表情で振り返った。今年は独自の「脱力打法」だを身に着け、木製バットで速い球に対応するためにあえて腕の力を抜き、「バットを持っていないような感覚(中日スポーツ)」を意識してスイングしている。これにより今季は16打数8安打、打率5割という驚異的なアベレージとなっている。
日米スカウトが熱視線、巨人・木佐貫スカウトが評価
ネット裏には阪神が畑山統括スカウトら幹部クラス3人で視察、他に巨人などやメジャーリーグのスカウトも視察をしていたが、
巨人・木佐貫洋スカウト:「動ける俊敏な捕手。経験値も高い。」
と評価した。
守備でも5人の投手を巧みにリードし、慶大打線を1失点に封じ込めた。打席での「脱力」とは対照的に、守備の要として気迫を見せている。
「リベンジの勝ち点」狙う
前日に慶大に敗れて連勝が止まった。しかし、この試合では主将がチームを引っ張って勝利、そして「明日(3回戦)勝たないと勝ち点を取れない。しっかりリベンジを果たせるように(スポーツ報知)」と福原主将が話す。
昨年までは、侍ジャパン大学代表でも主軸を打ち、ドラフト会議で埼玉西武に1位指名された小島大河選手がおり出場機会が少なかったが、スタメン出場をした途端にこの成績を残すことができるのは素晴らしい。福原選手は、「このままカードを終えて(打率)トップにいたら、その時は首位打者を意識したい(日刊スポーツ)。」と話す。
東海大菅生高時代から活躍し、明大でも控えが多かったが着実にステップアップを遂げてきた。その努力と思いが4年になって一気に爆発し、このままドラフト会議でも高い評価になっていくかもしれない。
【福原 聖矢】 プロフィール
- 氏名: 福原聖矢(ふくはら・せいや)
- 所属: 明治大学(4年・主将)
- 出身: 沖縄県(東海大菅生高卒)
- ポジション: 捕手
- 投打: 右投右打
- 主な特徴や実績: 2026年春季リーグ開幕から4試合で打率5割をマーク。東海大菅生高時代に甲子園出場。高いミート力と二塁送球1.8秒台の強肩を誇る「動ける捕手」。大島公一監督も認める「脱力打法」で木製バットを完璧に操る。2026年ドラフト候補。














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