【大学野球】ドラフト候補左腕・慶応大の渡辺和大投手が13K快投で明大から5季ぶり勝ち点、ヤクルト・ロッテが評価

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東京六大学野球春季リーグは27日、神宮球場で第3週の3回戦が行われ、慶應義塾大が明治大に10-2で大勝した。対戦成績を2勝1敗とし、優勝した2023年秋以来、5季ぶりとなる明大からの勝ち点を獲得した。ドラフト候補左腕・渡辺和大投手(4年=高松商)が中1日の先発マウンドで登板すると、初回に守備の乱れから2点を失うも、8回を投げて6安打13奪三振、自責点0の投球で、開幕から負けなしの3勝目を挙げた。

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毎回の13奪三振、守備の乱れをカバーしたエース

渡辺和大投手は立ち上がりの初回、2つの失策が絡んでいきなり2点を先制される不運な展開となった。しかし、「初回だったので全然気を落とすことはなかった。2点なら絶対追いついてくれる(スポーツ報知)」と切り替えると、2回以降は別人のような投球を見せた。

140キロ中盤の威力のある直球に、キレ味鋭いスライダー、そして今季から取り入れた新球・ツーシームを織り交ぜ、明大打線から空振りの山を築いた。終わってみれば8イニングを121球、毎回の13奪三振。1回戦での完投勝利に続き、昨秋王者を再び手玉に取った。渡辺和大投手は「もう負けられない気持ちでした。非常に優勝に前進する勝ち点になったと思います。」と話すと、堀井哲也監督(64)も「初回に点を取られたが、粘ってよく投げてくれた。そこが一番の成長(サンケイスポーツ)」と、精神面の逞しさを絶賛した。

新球ツーシームが生んだ支配力

技術的な成長を見せている。今季から投手コーチに就任した、香川オリーブガイナーズ前社長の上田誠氏の助言で習得したツーシームが、投球の幅を劇的に広げた。カウントを整える球として機能し、「真ん中でいい」と気楽に投げ込めるという。結果として内角攻めの精度向上にも繋がっている。3試合で計22イニングを投げ、防御率は0.82。昨年まで課題としていたコントロールのばらつきはなくなった。

渡辺投手は「新しく覚えた変化球も全部完ぺきだった。」と話したが、中1日でここまで投げられたのは、負けられないという気持ち。慶応を変えるんだ。4冠を目指してやってきているので。」と、気持ちの面の成長についても話した。

「ゴムのようなエコなフォーム」。ヤクルト・ロッテのスカウトが認めた希少性

ネット裏に集結したスカウト陣も、2試合続けて昨秋王者を沈めた左腕のポテンシャルを高く評価した。特に注目されたのは、体全体をしなやかに使い、打者に球の出所を見せない独特の投球フォームだ。

東京ヤクルト・余田スカウト:「ゴムと同じくエコなフォーム。力に頼らず、胸郭をしっかり捩りながら体を使えている。腕が遅れてくるから反応も合わせづらい。ドラフトに向けて、今後の活躍が楽しみな選手。」

千葉ロッテ・榎アマスカウトグループディレクター:「ストレートやチェンジアップを効果的に使いながら、インコースにも自信を持って投げ込む。特にスライダーのキレは抜群。相手打線が対応できなかった。」

次なる目標は、悲願のリーグ優勝。そして、その先にあるプロのマウンドだ。高松商時から実力派として注目された左腕が、神宮の杜で躍動する。

【渡辺 和大】 プロフィール

  • 氏名: 渡辺和大(わたなべ・かずひろ)
  • 所属: 慶應義塾大学(4年)
  • 出身: 香川県(木太中-高松商業高卒)
  • ポジション: 投手
  • 投打: 左投左打
  • 身長・体重: 175cm、78kg
  • 主な特徴や実績: 自己最速140キロ後半の直球と、キレ味鋭いスライダーを操る本格派左腕。高松商高時代に甲子園ベスト8。2026年春季リーグにて明大戦で2勝(1完投)を挙げ、5季ぶりの勝ち点獲得に貢献。防御率0.82(第3週終了時)と圧倒的な安定感を誇る。2026年ドラフト上位候補。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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