東京六大学の3年生が150キロ、明治大・入江大生投手、法政大・高田孝一投手

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東京六大学の開幕週は明治大のドラフト候補右腕・森下暢仁投手、伊勢大夢投手が注目されたが、3年生の明治大・入江大生投手と法政大の高田孝一投手がそれぞれ150キロを記録、来年のドラフト候補に大きく名乗りを挙げている。

明治大・入江投手

明治大は先発の伊勢投手が6回2安打無失点と好投すると、7回は春に先発の2番手を任された2年生の竹田祐投手が1イニングをノーヒット2奪三振に抑える力を見せた。

そして8回に3番手で入江大生投手が登板する。入江投手は作新学院で夏の甲子園優勝メンバーで、4番として活躍を見せた他、リリーフとして1試合に登板し、140キロ中盤の速球を投げて注目されていた。この日はゆったりとしたフォームからストレートを投げ込むと、神宮球場にバックスクリーンに150キロを表示、制球も安定しており1回を三者三振と圧巻のピッチングを見せた。

大学では1年春からリーグ戦で登板をしているが、安定感に欠き、長いイニングは任されていない。しかし3年生となった今年春に1勝を手にすると、この夏に森下投手のフォームを参考に改良を行い、力んだり、制球を乱す事が無くなった。体重も高校3年時は72kgと細かったが、夏の合宿で森下投手と一緒に食べるトレーニングもして、どんぶり3杯をノルマに食べ続け、現在は体重が83kgとなった。

常時140キロ後半を記録するようになり、縦のスライダー、カットボール、スプリットなど、これまでも得意としていた変化球もより効果的になる。今年は森下、伊勢の2枚看板がおり登板機会はそれほど増えないかもしれないが、来年の春のリーグ戦で一気にブレークするかもしれない。来年のドラフト候補として非常に注目される。

法政大・高田投手

法政大の3年生・高田孝一投手は、14日の早大との開幕戦で先発に抜擢された。平塚学園時代は140キロ前半の球を投げる182cmの本格派だったが、法政大でも2年時から先発の一角として数えられ、2年春に2勝を挙げている。

そしてこの試合で高田投手も150キロを記録、球速が課題だったが、しっかりとスピードアップを図り、スケールの大きな投手になってきた。来年は早稲田大の早川隆久投手、慶応大の佐藤宏樹投手といった左腕にも注目選手がおり、入江・高田・早川・佐藤と各チームのエースがしのぎを削り、ドラフト候補としても注目される年になりそうだ。

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2人の投球に注目が集まる中、2回戦の3番手で登板した入江大生(3年、作新学院)の投球がキラリと光った。1イニングを3者三振に仕留めたからではない。これまで投げ急いだり、力んだりと安定性を欠くことが多かったフォームがゆったりと安定し、力むことなく指にボールがかかった。神宮球場のスコボードの球速が自己最速を1キロ更新する「150」を表示するなど、一皮むけた入江の姿があった。

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