春季高校野球埼玉県大会では王座奪還を狙う名門・浦和学院が初戦に臨み、今秋のドラフト候補に挙がる注目の3人衆が活躍を見せた。147キロエースの日高創太投手(3年)が5回1安打無失点と完璧な立ち上がりを見せれば、同じく最速147キロ右腕の深谷蓮投手(3年)も救援で力投。打っては強肩強打の主砲・内藤蒼捕手(3年)が2安打2打点と爆発した。試合後、森大監督(35)は3人全員が今秋のドラフト会議に向けてプロ志望届を提出することを明言、センバツ落選という「全国で一番の悔しさ」を味わった選手たちが、夏の甲子園への道を力強く踏み出した。
最速147キロコンビの完封リレー。日高創太と深谷蓮が示した圧倒的な制球力
日高創太投手はこの日、背番号「1」をつけて登板した。初回から「自信あるボールをゾーンに投げられた(日刊スポーツ)」と語る通り、直球にカーブ、スライダーを織り交ぜた緩急自在の投球で相手打線を翻弄。5イニングをわずか1安打、無失点に抑え込む完璧な内容で試合のリズムを作り上げた。
6回からは同じく最速147キロを誇る深谷蓮投手が登板。力強い真っすぐを軸にした強気のピッチングで1イニングを1安打無失点。冬の成果が球威と安定感の向上として現れた。日高投手は「自分の役割を果たせてよかった」と語り、深谷投手とともに浦和学院が誇る147キロ右腕コンビが、好スタートを切った。
「超攻撃型野球」牽引、内藤蒼選手が放った逆襲の二塁打
打線の中心で躍動したのは、プロ注目捕手の内藤蒼選手だ。初回、先制直後の好機で左前適時打を放ち、一挙4得点の猛攻を呼び込むと、6回には先頭打者として左越え二塁打。コールド勝ちを決定づける活躍で、打線の軸としての責任を果たした。内藤選手は「積極的に振るイメージ。今日はいい入りができた(日刊スポーツ)。」と、自らのスイングに手応えを口にした。
3人には昨秋の深い挫折がある。関東大会初戦で山梨学院に敗れ、今春の選抜出場を逃した。「全国で一番悔しい思いをしたチームなんだ、と言い続けてきた(日刊スポーツ引用)。」という森監督の言葉が、冬の過酷なトレーニングを支える原動力となった。
森大監督がプロ志望を明言、「3人そろって志望届を提出します」
試合後、森監督の口からは3選手の将来に関する重大な発表があった。指揮官は教え子たちの実力がすでにプロのレベルにあると確信しており、秋の運命の日を見据えていた。「(3人について)今秋のドラフトで3人そろって志望届を提出します。まずは、夏の甲子園での全国デビューに向け、1つずつ前に進んでいきたい。」と話した。
監督自らが早い段階で明言するのは、選手たちの覚悟を促すとともに、責任を持って育成しきるという決意の表れとなる。昨年もプロ注目選手のそろったチームで、巨人にドラフト5位で指名された藤井健翔選手が注目を集めている。この3選手が活躍し念願の甲子園、そして秋のドラフト会議へと、注目を集めてゆきそうだ。
【日高 創太】 プロフィール
- 氏名: 日高創太(ひだか・そうた)
- 所属: 浦和学院高校(3年)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 主な特徴や実績: 浦和学院のエース。最速147キロの直球と、キレのあるカーブ、スライダーを操る本格派。2026年春季県大会初戦で5回1安打無失点。今秋のプロ志望を明言している2026年ドラフト候補。
【深谷 蓮】 プロフィール
- 氏名: 深谷蓮(ふかや・れん)
- 所属: 浦和学院高校(3年)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 主な特徴や実績: 日高創太とともに147キロを計測する剛腕。力強い直球を武器にリリーフとしても高い適性を見せる。冬のトレーニングで飛躍的に球速を伸ばした、2026年ドラフト注目の素材。
【内藤 蒼】 プロフィール
- 氏名: 内藤蒼(ないとう・そら)
- 所属: 浦和学院高校(3年)
- ポジション: 捕手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 181cm、88kg
- 主な特徴や実績: 二塁送球1.8秒台の強肩と高校通算本塁打を量産する強打を併せ持つ。浦和学院の4番としてチームを牽引。森大監督がプロ入りを後押しする、2026年ドラフト上位候補捕手。









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