3月19日に開幕する第98回選抜高校野球大会に出場する北照高校(北海道)が8日、静岡県掛川市の掛川球場にて、2024年夏の甲子園出場校である掛川西とダブルヘッダーで練習試合を行った。第1試合に先発したのは、プロ注目の183センチ右腕・中谷嘉希選手(3年)だ。最速149キロを誇る「北の怪物候補」は、将来の侍ジャパン入りという大きな夢を胸に、聖地でのアピールを誓ってマウンドに上がった。
対外試合解禁からの連投、課題を糧に「もっとやらないと」
対外試合が解禁された7日も登板をしており、この日は連投となった中谷嘉希選手は6回1/3を投げて3失点という結果だった。数字以上に本人の自己評価は厳しく、「状態はよくなかった。球も荒れて打たれてしまったので、まだまだ(スポーツ報知)。」と、投球内容を真摯に反省した。21日に控える専大松戸(千葉)とのセンバツ初戦を意識し、「楽しみな気持ちはあるが、今の状態では絶対に投げられない。もっとやらないと(スポーツ報知)。」と、目前に迫った本番へ向けて気を引き締め直した。
昨秋の全道大会では、コンディションの影響もあり登板機会がなかった中谷嘉希選手。チームはエースの島田爽介投手(3年)の力投で優勝を果たし、明治神宮大会でようやく中谷選手がベールを脱ぐ形となった。それだけに、仲間への感謝は人一倍強い。「野手や島田のおかげで甲子園まで連れてきてもらった。恩返しを甲子園で果たしたい(スポーツ報知)。」と語るその言葉には、自らの右腕で勝利に貢献したいという強い思いがある。
体重7キロ増の肉体改造、朝800グラム・夜1キロの白米で球威アップ
中谷選手がこの冬、最も力を入れたのが徹底した肉体改造だ。昨秋から体重を7キロ増やし、現在は90キロを維持している。凄まじい食事トレーニングをしており、北海道を離れている現在も白米を朝に800グラム、夜には1キロを平らげている。大型右腕として見合うパワーを身につけたことで、球威は格段に向上した。
聖地・甲子園で目指す投球スタイルは明確だ。「自分のまっすぐでどんどん押していきたい(スポーツ報知)。」と語る通り、その体格から繰り出される150キロ近い直球こそが、中谷嘉希選手の最大の武器となる。冬の間に蓄えたエネルギーを全て甲子園のマウンドで爆発させる準備は整いつつある。
憧れは侍ジャパン・伊藤大海投手、WBCの激闘を刺激にさらなる進化へ
中谷投手は、現在開催されているWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)からも刺激を受けているという。憧れの存在は、侍ジャパンの一員として活躍する日本ハムの伊藤大海投手。中谷選手は、伊藤投手が強打者相手に堂々と立ち向かう姿に目を輝かせ、特に先日の韓国戦で伊藤投手が本塁打を浴びた際も、「やっぱりすごい真っすぐ。自分もそういう選手になりたい(スポーツ報知)。」と、その球質とマウンド度胸に感銘を受けたという。
将来に侍ジャパン入りを果たすため、まずはセンバツは世界へ羽ばたくための第一歩となる。エースの島田爽介選手と共に「北照のダブルエース」として注目を集める中、甲子園という最高の舞台で自慢のストレートをどこまで通用させられるか注目したい。
【中谷 嘉希】 プロフィール
- 氏名: 中谷嘉希(なかや・よしき)
- 所属: 北照高校(3年)
- 出身: 北海道
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 183cm、90kg
- 主な特徴や実績: 最速149キロを誇る本格派右腕。昨秋の明治神宮大会で公式戦デビューを果たした怪物候補。冬場に体重を7キロ増量し、球威が大幅にアップ。朝800g、夜1kgの白米を食べる徹底した食トレで90kgの巨体を維持している。憧れは日本ハム・伊藤大海投手。








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