社会人野球のJABA長野大会が開幕し、三菱重工Eastがアスミビルダーズに勝利した。今秋のドラフト候補の入社2年目のサウスポー・安達壮汰投手(23=法政大)が先発マウンドに上がると、雨が降りしきる悪コンディションをものともせず、公式戦自己最長となる8イニングを投げて2安打無失点。9つの三振を奪う圧巻の投球で、待望の今季公式戦初白星をマークした。
雨中で5回1死までパーフェクト投球
安達壮汰投手は初回からアスミビルダーズ打線を抑え込み、5回1死まで一人の走者も許さないパーフェクトピッチングを披露した。初めての走者を許した5回に、1死一、二塁のピンチを背負ったが、渾身の内角直球で見逃し三振に仕留めると、続く打者もチェンジアップで遊ゴロに打ち取り、この試合唯一の窮地を自らの力で脱した。
安達投手は「初戦ということで絶対に勝ちたい思いがありました。雨も降ってコンディションが悪かったので丁寧に投げることを意識しました。インコースの真っすぐをしっかり使えたことが良かったです(スポーツニッポン)。」と、公式戦最多となる119球を投げ抜き、充実した表情で振り返った。
「背中側から通してくるイメージ」
安達投手は2週間前に行われたJABA四国大会で、西濃運輸戦で先発し6回1失点と試合を作ったもののチームは敗戦。勝利のためにインコースへの球が必要だと痛感し、そこから2週間、特に左打者のインコースを攻める投球を意識して練習を重ねた。
「これまではシュートさせるようにしてきましたが、背中側から通してくるイメージに変えたら良くなりました(スポーツニッポン)。」と話すように、腕の振りで内角を狙おうとするあまり、ボールがシュート回転して甘く入る傾向があった。それを、あえて打者の背中越しからストライクゾーンへ食い込ませるような軌道をイメージすることで、ボールのキレと制球が向上。左打者の懐を深く突くことで、外角の変化球もより効果的になった。
ドラフト候補左腕
予選リーグを白星でスタートした三菱重工East。決勝トーナメント進出へ向け、安達投手は次の準備をする。「準決勝、決勝の相手は今まで通りにはいかないと思うので、ランナーを出しながらも、先制点をやらないように粘り強く投げていきます(スポーツニッポン)。」と話し、今大会で優勝して日本選手権への切符を掴み取る事を目指す。
桐光学園時代から二刀流として注目されたものの、法政大ではリーグ戦出場は4年生に入ってからだった。投手一本で出場し4年秋にようやく大学1勝を手にした。今年は社会人2年目、大型左腕の力が花開くか、インコースへの強い球で注目される活躍をしたい。
【安達 壮汰】 プロフィール
- 氏名: 安達壮汰(あだち・そうた)
- 所属: 三菱重工East(入社2年目)
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 主な特徴や実績: 最速147キロを誇る本格派左腕。高校・大学を通じてエースとして活躍。社会人2年目のJABA長野大会で8回2安打9奪三振無失点の快投。左打者への内角直球とチェンジアップのコンビネーションが武器。2026年ドラフト候補。








コメント