春季高校野球静岡県大会は19日、浜松球場などで2回戦が行われ、プロ注目の強肩強打を誇る捕手、後藤幸樹選手(3年)率いる沼津商は、昨夏甲子園出場の聖隷クリストファーに1-3で惜敗した。試合は相手のエース左腕・高部陸投手が自己最多を更新する19奪三振を記録する奪三振ショーとなったが、後藤選手も「プロ注目同士の対決」として注目された打席で真っ向から立ち向かった。
四天王の壁に跳ね返される、6回の空振り三振とエースへの敬意
後藤幸樹選手はこの日、「2番・捕手」として出場し、U18日本代表候補合宿にも参加した高校四天王の一人・高部陸投手と対戦した。しかし、高部投手の投じるスピンの効いた直球と鋭い変化球の前に、沼津商打線は沈黙した。注目の場面は1-2の僅差で迎えた6回だ。2死走者なしの場面で後藤選手が打席に入ったが、渾身のストレートにバットは空を切った。
「数えきれないほどの三振を奪われた(スポーツ報知)。」終わってみればチームは毎回の19奪三振。後藤選手は、悔しさを押し殺しながらも、ライバルの快投を正面から受け止めた。
NPBスカウトが注目、巨人スカウトも認める素材の良さ
ネット裏には、阪神、巨人などNPB4球団のスカウトが視察し、後藤選手のプレーを精査した。50メートル5.9秒、二塁送球1.85秒という規格外のスペックを持つ捕手がは、昨秋の不振から一転、この春の予選では知徳戦での2安打や、敗者復活戦での完封リレー演出など、精神面での大きな成長を見せている。プロの眼は、高部投手との対戦で見せた集中力と、捕手としてのポテンシャルの高さに向けられた。
巨人・井上真二スカウト部次長:「体がしっかりしていてスローイングも安定している。これからの選手」
と評価した。この日は高部投手を相手に打撃では結果を出せなかったが、入学時から13キロの増量に成功し、86キロの強靭な下半身を作り上げた後藤選手。高校通算14本塁打を記録し、守備ではどんな体勢からでも正確なスローイングを見せるなど、高校生捕手として素材の評価は高い。
高部陸への再戦を誓う
後藤選手は、3カ月後の「打倒・聖隷」に視線を送る。昨夏の県大会を制した王者との差、そして全国レベルの投手との差。それを1-3というスコアと19Kという数字で実感できた事は、夏までの間に沼津商ナインを強くするだろう。後藤選手も夏に再戦した時には、高めのストレートを力強く弾き返すような打撃をを見せたい。
【後藤 幸樹】 プロフィール
- 氏名: 後藤幸樹(ごとう・こうき)
- 所属: 沼津商業高校(3年・主将)
- 出身: 静岡県(沼津市出身-三島シニア出身)
- ポジション: 捕手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 180cm、86kg
- 主な特徴や実績: 50m5.9秒の快足と二塁送球1.85秒の強肩を誇るプロ注目捕手。高校通算14本塁打。2026年春季静岡大会2回戦で聖隷クリストファー・高部陸投手と対戦。高い身体能力と優れたキャプテンシー、リード面での成長が評価される2026年ドラフト候補。










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