【プロ野球】セ・リーグに東都の新風、中日ドラ1・中西聖輝投手が開幕ローテ当確、広島ドラ2・斉藤汰直投手は5戦連続0封

ルーキーニュース

2026年シーズンの幕開けが近づき、セ・リーグの東都大学リーグ出身ルーキーの新風が吹こうとしている。中日のドラフト1位、中西聖輝投手(22=青学大)は18日の福岡ソフトバンク戦で6回途中1失点の快投を見せ、井上一樹監督から「開幕ローテーション入り」と話した。また、広島のドラフト2位、斉藤汰直投手(22=亜大)は同日のオリックス戦で自己最速を3キロ更新する155キロを連発。中継ぎとして5試合連続無失点と圧倒的な数字を並べ、守護神候補への階段を駆け上がろうとしている。

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井上監督が絶賛、ドラ1左腕・中西聖輝投手が開幕ローテ掴む

みずほPayPayドームで行われたソフトバンクとのオープン戦。中日のマウンドに上がった中西聖輝投手は、昨季のパ・リーグ覇者を相手に一歩も引かない投球を披露した。5回2/3を投げ、被安打4、5奪三振、1失点。初回に山川穂高選手の適時打で先制を許したものの、2回以降は150キロ前後の直球と、ブレーキの利いたカーブ、フォークを織り交ぜてゼロを並べた。実戦最多となる89球を投げ抜いたスタミナと修正能力は、新人を越えている。

井上一樹監督はこの快投を高く評価し、「もう俺の中で聖輝はローテに入れたい。調整に持っていくと思う(スポーツニッポン)」と明言。球団のドラフト1位新人が開幕ローテーション入りを果たせば、1998年の川上憲伸氏以来、実に28年ぶりの快挙となる。中西投手は「結果を出すしかないので、やってきたことを全力で出すだけだと思って投げました(スポーツニッポン)」と、青学大時代に数々の修羅場を潜り抜けてきたエースらしい落ち着きを見せた。川上投手の背番号11を受け継いだルーキーが、31日からの本拠地開幕カード、巨人戦で輝きを放つ。

事故最速155キロ、広島ドラ2・斉藤汰直投手が中継ぎで5戦連続0封

京セラドーム大阪では、広島の剛腕ルーキーが圧倒した。1点ビハインドの7回から登板した斉藤汰直投手は、先頭の西野真弘選手を投ゴロ、続く来田涼斗選手を一ゴロに封じると、最後の打者・山中選手に対して2球連続で155キロの剛直球をマークし、自己最速を3キロも更新。最後は150キロ超の力で押し込み遊ゴロに打ち取った。1イニングで三者凡退の完璧なリリーフだった。

斉藤投手はこれで、オープン戦5試合連続無失点と安定感を維持している。当初は先発候補として期待されていたが、現在のチーム事情と本人の適性から中継ぎとしての起用が続いている。しかし、亜細亜大で徹底的に鍛え上げられたその右腕は、短いイニングで全エネルギーを解放することで、さらに破壊力を増した。「中継ぎとして開幕1軍を目指す(スポーツ報知)」と語る斉藤投手。広島の投手陣に、頼もしい新戦力が加わった。

戦国東都が生んだ「エリート」と「剛腕」、セ・リーグ新人王争いの主役へ

中西聖輝投手(青学大)と斉藤汰直投手(亜大)。東都大学野球という最高峰の舞台でしのぎを削ってきた二人は、昨年の侍ジャパン大学代表でもともに先発をするなど、注目されていた。そして、プロの世界でもお互いに譲らず、中西投手は先発として「負けないエース」を目指し、斉藤投手はリリーフとして「打たれない守護神」への道を歩み始めている。

他にもセ・リーグでは、斉藤投手と共に亜細亜大で投げていた巨人ドラフト3位の山城京平投手も好投を続けており、開幕ローテーション入りの可能性がある。横浜DeNAも、中西投手のチームメイトだったドラフト1位の小田康一郎はプロの球に合わせるために少しファームでプレーをすることになりそうだが、ドラフト2位の東洋大・島田舜也投手がオープン戦で素晴らしい球を投げていた。阪神のドラフト2位で日大の谷端将伍選手も1軍キャンプに食らいついていた。

ルーキーがNPBに風を

WBCはベスト8で敗退した侍ジャパン、特に、上位に進出したチームはMLBでプレーしている選手が多いことなどが報道されている。日本でも大谷選手、山本投手、鈴木選手、吉田選手といったメジャー組が活躍を見せており、その存在感は大きかった。

一方でNPBでプレーする選手は、やや実力を見せつけられた感じがある。しかし、寒年の侍ジャパン大学代表は、中西投手や小田選手、立石選手といったメンバーでアメリカ代表に5勝0敗と圧倒をしており、今後のWBCの勢力図を変える力がある。

巨人の竹丸和幸投手が開幕投手に指名されるなど、今年のルーキーたちは例年以上にレベルが高い。その中でも、中西聖輝投手と斉藤汰直投手も開幕1軍が確実視されるなど、ルーキーがNPBのレベルを押し上げる1年になるのかもしれない。

【中西 聖輝】 プロフィール

  • 氏名: 中西聖輝(なかにし・まさき)
  • 所属: 中日ドラゴンズ(ドラフト1位・1年目)
  • 出身: 石川県(青山学院大学卒)
  • ポジション: 投手
  • 投打: 左投左打
  • 身長・体重: 180cm、83kg
  • 主な特徴や実績: 青学大のエースとして大学日本一に貢献。制球力と緩急を活かした投球が持ち味。中日では川上憲伸氏の背番号11を継承し、新人としては28年ぶりとなる開幕ローテーション入りを確実にした期待のドラ1。

【斉藤 汰直】 プロフィール

  • 氏名: 斉藤汰直(さいとう・たいちょく)
  • 所属: 広島東洋カープ(ドラフト2位・1年目)
  • 出身: 福島県(亜細亜大学卒)
  • ポジション: 投手
  • 投打: 右投右打
  • 身長・体重: 181cm、85kg
  • 主な特徴や実績: 亜大出身らしい気迫溢れる投球が武器の剛腕。オープン戦で自己最速を更新する155キロをマーク。中継ぎとして5試合連続無失点と完璧なアピールを続け、開幕1軍入りを確実なものにしている。
【2026ルーキー】1軍キャンプスタートのルーキー一覧
2025年のドラフト会議で指名されたルーキー選手のうち、1軍キャンプスタートとなった選手の一覧です。
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【広島】ドラフト2位・斉藤汰直が155キロ連発 自己最速3キロ更新 中継ぎで5戦連続0封 - スポーツ報知
広島のドラフト2位・斉藤汰直投手=亜大=が自己最速を3キロ更新する155キロを連発した。
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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