ルートインBCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスに所属する平元銀次郎投手(26=日本通運)が、韓国プロ野球のSSGランダースへ移籍することが明らかになった。故障者発生に伴う「6週間の短期代替外国人選手」としての契約だが、2017年夏の甲子園で広陵(広島)の背番号1を背負い、中村奨成捕手(現広島)とともに準優勝に輝いた最速155キロを誇る左腕が、韓国の地から「NPBドラフト指名」を掴み取る。
155キロの衝撃、先発でも150キロを刻む圧倒的な出力
平元銀次郎の野球人生は、華々しい幕開けだった。広陵高時代、2017年夏の甲子園でエースとして準優勝。その後、東京六大学の名門・法大、社会人の名門・日本通運とエリート街道を歩んできた。しかし、毎年のようにドラフト候補に名前が挙がりながらも、運命の日は一度も訪れなかった。そして社会人4年目でもプロからの指名がなく、今春、日本通運を退社し、複数の独立リーグ球団からオファーがあるなか、BCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスに入団。あくまで「NPB入り」を目指すために選んだ決断だった。
そしてシーズンが始まって2か月強の短い期間は自らの「進化」を証明している。4月19日、高崎城南球場で行われたソフトバンク3軍戦では、先発マウンドに上がると、6回を迎えても球威が衰えず150キロをマークするなど、高いポテンシャルを見せ、また、短いイニングの登板でも自己最速タイの155キロを記録し、左腕としては国内トップクラスの出力を見せる。180センチ87キロのどっしりとした体から投げ下ろされる直球は、打者の手元で唸りを上げる。
韓国プロ野球からプロへ
これまでのキャリアでは、制球やスタミナなどで課題が指摘されることもあったが、群馬で一皮剥けた。圧倒的な球威で勝負をすると、厳しい環境で揉まれて手に入れた精神的な強さも見せている。そしてこの日、韓国KBOのSSGランダース入りすることがわかった。韓国球界は近年、アジア枠の活用やNPB経験者の加入でレベルが向上しており、平元投手に白羽の矢が立った。
関係者も「韓国プロ球界で活躍することで、日本のNPBドラフト指名を目指すと聞いている。すでに調査しているNPB球団もあるようだ(日刊スポーツ)。」と話し、6週間という極めて短い期間に全力を注ぎ、そこでの活躍によってNPBのドラフト会議での指名を目指す。26歳左腕のプロ入りに向けた最後の挑戦となる。
憧れの投手はエンゼルスの菊池雄星。「どんな打者でも、真っすぐで三振を取れる投手になりたい」と話す平元。SSGランダースでの6週間で、圧倒的な投球を見せ、秋のドラフト会議で「平元銀次郎」の名が呼ばれるを待ちたい。
【平元 銀次郎】 プロフィール
- 氏名: 平元銀次郎(ひらもと・ぎんじろう)
- 所属: 群馬ダイヤモンドペガサス→SSGランダース(KBO)
- 出身: 福岡県(田川郡福智町出身)
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 身長・体重: 180cm、87kg
- 主な特徴や実績: 2017年夏の甲子園準優勝投手(広陵高)。法大、日本通運を経てBCリーグ群馬へ入団。最速155キロ、先発でも150キロを計測する圧倒的な球威が最大の武器。2026年5月、韓国プロ野球SSGへ短期契約で移籍。韓国での活躍をステップにNPB入りを狙う2026年ドラフト候補。










コメント