春季高校野球埼玉県大会は4日、県営大宮公園球場で準決勝が行われ、名門・浦和学院が立教新座を17-5で下し、2年連続24度目の決勝進出と関東大会(5月16日開幕、千葉)出場を決めた。合計17安打17得点と打線が爆発したなか、「1番・三塁」でスタメン出場した玉榮久豊内野手(3年)選手が、初回の先頭打者本塁打を含む2打席連続アーチなど、5打数4安打5打点の大暴れ。あと三塁打一本でサイクル安打という快挙に迫る活躍を見せた。
初回の「先制打」を有言実行、衝撃の2打席連続弾
玉榮久豊選手は初回、1ボールからの直球を完璧に捉えると、打球は一直線に左翼芝生席へ。試合開始早々の先制パンチに、「狙った通りにスイングができました。入るとは思っていなかったんですが、風に乗ってくれました(日刊スポーツ)。」と話した。
勢いは止まらない。打者一巡で迎えた同回の第2打席では左越え適時二塁打を放つと、5回には右前適時打を記録。そして7回、2死三塁で迎えた第5打席、鋭いスライダーを掬い上げた打球は再び左翼席へと吸い込まれた。終わってみれば4安打5打点。「自分の持ち味は積極性を活かしたミート力の高さや選球眼。そこを買われて1番打者として使ってもらっていると思うので、それが発揮できて良かった(スポーツ報知)。」という言葉通り、強打の1番打者としての活躍を見せつけた。
冬の「食トレ」と「ウェート」の結晶
玉榮選手の急成長は、昨秋の敗戦後に着手した徹底的な肉体強化によるもの。昨秋に関東大会初戦で山梨学院に敗れ、選抜出場を確定できなかった悔しさがあり、チームはそこから、休憩時間を増やして間食を取り入れる「増量」の努力を重ねてきた。玉榮選手もこの冬、ウエートトレーニングと並行して「食トレ」に励み、下半身の安定とスイングの力強さを劇的に向上させた。
そしてセンバツで8強入りした花咲徳栄の打倒を目指す。森監督は、「秋に負けたときの(花咲)徳栄さんの打線は良かったと思うんですけど、そこに遜色ない打線がようやく作れている(スポーツ報知)。」と話し、打線の成長に手応えを感じている。
2026年ドラフトの隠し玉へ。大宮から関東、そして聖地へ続く道
ムードメーカーとしてチームを引っ張る玉榮選手、1番打者として足の速さ、そして強肩の選手で、昨年春の玉木敬章選手、垣内凌選手、藤井健翔選手が並び、プロが注目した上位打線に匹敵するものがある。埼玉の制覇、そして関東大会でもその迫力ある打線を見せつけることになりそうだ。
【玉榮 久豊】 プロフィール
- 氏名: 玉榮久豊
- 所属: 浦和学院高校(3年)
- 出身: 沖縄県(豊見城市立伊良波中-糸島ボーイズ出身)
- ポジション: 内野手(三塁手)、外野手
- 投打: 右投左打
- 主な特徴や実績: 浦和学院の不動の1番打者。2026年春季埼玉県大会準決勝で先頭打者弾を含む1試合2本塁打、5打点を記録。冬の肉体改造によりスイングスピードとパワーが飛躍的に向上。ミート力と選球眼の良さ、高い走力を併せ持つ2026年ドラフト注目候補。















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