12球団のドラフト、西武は投手の1位指名を続けるか

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埼玉西武の渡辺GMは昨年、打撃が目立つチームについて、「3年後には投手王国のチームになると思っているんだ。」と話した。2013年に森友哉選手を指名して以来、ドラフト1位で投手の1位指名が続くが、今年はどうなるか。

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打撃のチーム?

1980年から1990年代の黄金時代の後、2000年代も優勝3回、Aクラス8度と強さを見せた西武だが、2010年代になると9年連続でリーグ優勝を逃した。中村剛也、浅村栄斗、山川穂高、秋山翔吾などをドラフト2,3位で獲得し、日本を代表する選手として活躍を見せる一方、2006年から2012年までドラフト1位で投手を指名し続け、岸孝之投手、菊池雄星投手、大石達也投手、十亀剣投手、増田投手などを獲得したが、チームの投手成績は上がらずにいた。

2013年に森選手を単独1位指名に成功し、久々の野手の1位指名となったものの、2014年からは、高橋光成多和田真三郎今井達也斉藤大将松本航宮川哲と投手を指名し続けた。そして2018年、2019年は2位でも投手を指名、2019年にいたっては3位まで投手の指名をした。

岸投手や菊池投手の移籍があったものの、チームは2018年、2019年とパリーグを連覇した。たしかに、高橋投手、今井投手、松本投手といった1位指名投手が力をつけた一方で、チーム防御率は4.25とリーグ最下位、強力打線に支えられている面も大きいが、優勝につながるようになったには、2012年ドラフト3位の金子侑司選手と、2016年の源田壮亮選手が固まった事が大きい。

2010年代、西武は遊撃手が固定せずに悩まされ、金子選手もその候補だったもののポジションを掴みきれず、内野・外野を転々としていた。また森選手も捕手として使いたかったものの、炭谷選手がおり、外野で起用をしていたが守備に不安な面が多く、投手の防御率を下げる形が続いていた。源田選手が入ったことで、外野手として金子選手が固まり、それによって森選手は、炭谷選手の移籍があったこともあるが捕手として固まった。捕手としての森選手はまだ勉強中という感じだが、その分、打撃で大きく貢献ができている。

西武は前述のとおり、ドラフト2位、3位で活躍する野手をうまく獲得できており、投手だらけのドラフト1位指名にも関わらず強力打線ができている。しかし、浅村選手がFAで移籍し、秋山選手がメジャーに移籍した。うまくハマってきた野手が、今後も一人一人抜けていくような状況が続いてくと考えられる。2017年の2位で西川愛也選手、2018年の3位で山野辺翔選手と近年も同じような指名が続くが、秋山、浅村、山川、源田クラスの選手をこれからも獲得できるのかがポイントとなる。

1位は投手、2位、3位で野手指名が続くか

西武の野手の1位指名は、自由枠がなくなってからは2005年の炭谷選手と2013年の森選手のみ、共に高校生捕手だった。よほどの選手が無い限り、野手の1位指名はしてこないチームと言え、2位、3位でうまく選手を獲得している。

今年のドラフト会議を見ると、高校生捕手としては、炭谷、森クラスに注目される選手はいないものの、星稜の内山壮真選手はドラフト上位候補として評価される。内山選手を炭谷クラスと評価するかどうか。また獲得の多い北関東では作新学院の横山陽樹選手が、外野手としてももちろん、捕手としても力をみせており、今年は遊撃手としてもプレーする。1位指名までは行かないまでも、この辺りは狙っている選手といえそうで、内山選手と共に複数のポジションで期待できる。

他には、こちらも獲得の多い地元・花咲徳栄には、右の大砲・井上朋也選手がいる。サードも守れるが、外野手としても見て、ベテランになったポスト・中村、山川として見ても良い選手だろう。2位、3位で指名できれば成功と思うが、そこでは獲得できないとなれば、1位に持ってくる可能性もある。

また、秋山選手が抜けた穴は大きく、1番センターとして、明石商の来田涼斗選手、智弁和歌山の細川凌平選手も欲しい選手に挙げられる。来田選手は森選手に近い打撃のパワーがあると思われ、左の大砲候補の一人として期待される。細川選手も内野手としてもプレーでき、外崎選手のように内・外野で起用する事もできそうだ。

こう考えると、野手についてはドラフト2位、3位で指名できそうな選手に好選手が多い。そして今年のドラフトでは大学生投手に逸材が多い事から、今年も投手1位というのが自然か。

右腕は頭数が多いものの、苫小牧駒大・伊藤大海投手、慶応大・木澤尚文投手、東海大・山崎伊織投手が1位候補、伊藤投手、木澤投手はやや手薄なリリーフとしても1年目から力を発揮できる選手だろう。また高校生では明石商の中森俊介投手と智弁和歌山の小林樹斗投手が、社会人でもHondaの小野大夏投手、三菱日立パワーシステムズの伊藤優輔投手、トヨタ自動車の栗林良吏投手が上げられ、栗林投手はリリーフとしても期待できる。

菊池投手の抜けた左腕は早川隆久が1位候補に挙げられる。静岡商の高田塚登投手、苫小牧中央の根本悠楓投手、横浜の松本隆之介投手、敦賀気比の笠島尚樹投手も力がある。

まず、1位で投手を指名し、2位、3位で野手をうまく指名する。1位・伊藤大海、2位・井上朋也なんて指名になれば、かなり夢が広がっていく指名になるだろう。

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