中京大中京は愛工大名電と練習試合を行い、150キロ右腕の高橋宏斗投手が登板し、最速153キロを記録した。この試合には7球団のスカウトが視察に訪れた。
153キロ
中京大中京にとって、2020年最初の対外試合となったこの試合、高橋宏斗投手は7回からリリーフで登板すると、9回までの3イニングを投げ、ストレート18球中、13球で150キロを記録、最速を更新する153キロを記録した。
7回、愛工大名電のプロ注目選手・二村颯馬との対戦では、150キロ、152キロのストレート2球で追い込んでから、153キロのストレートを投げて空振り三振と圧巻のピッチングを見せた。またカットボールも140キロを超え、3回を2安打3奪三振無失点に抑えた。
高橋投手は「試合ができる喜びで、今日は楽しみにしていた。センバツで155キロを投げる事が目標だったので満足はしていない。まだ球速は上がる」と話した。
「間違いなく1位」
高橋投手は6月15日に練習日に取材を受け、大学に進学する事を公表している。
しかしこの日は7球団のスカウトが視察に訪れると、中日の近藤スカウトは「強烈。えぐいね。プロ志望届を出したら、間違いなく1位でしょう」と話した。
進学を公表しているが、これだけの投球ができれば4年間は長すぎるかもしれない。試合ができない中での決断だったと思うが、元々はプロ入りについても考えていた所もあり、これから試合が行われる中で方針の変化もあるかもしれない。
プロのスカウトもあきらめずに可能性を探りたい、それだけの選手だろう。
特に7回は、昨年末の県選抜の台湾遠征でチームメートだった強打者、二村に対して、150キロ、152キロで追い込み、最後は自己最速となる153キロで空振りの3球三振。2安打無失点3奪三振無四球で、今年最初の対外試合を終えた。
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