亜大・水本弦選手が4安打、3二塁打を記録、山崎康晃投手は1安打13奪三振完封

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 大学野球選手権2日目、亜大vs近大工学部の試合は、6-0で亜大が勝利した。

 亜大は6番レフトで出場した大阪桐蔭春夏連覇メンバーの水本弦選手が4打数4安打、そのうち3本が2ベースヒットを記録した。第1打席は2回でライト前ヒットを放つと、第2打席はライト戦へ2ベースヒットを放つ。しかしこの2打席について「内容が悪かった」と話した。しかし「それ以降は修正できました」というように、第3打席は右中間に、第4打席は左中間に2ベースヒットを放った。

 昨年の甲子園春夏連覇に18U世界選手権の日本代表、そして今春のリーグ戦で打率.349、1本塁打、8打点を上げてベストナインに新人賞を獲得と活躍を続けており、この日の3本の2ベースヒットも大会タイ記録となった。あとは大学での全国制覇に向けてひた走る。

 投げては4年生エースの九里亜蓮投手ではなく3年生の山崎康晃投手が先発し、最速146km/h台のストレートにカットボール、フォークボールなど多彩な変化球でピッチングを組み立てて、近大工学部打線をわずか1安打、13奪三振を記録して完封した。

 リーグ戦終了後の2週間、ずっと走りこみを続けて調子を維持していた事が評価されての先発、全国制覇への意識の高さが得た完封勝利だった。捕手の嶺井博希選手も好リードにくわえ2安打を記録した。

  昨年1年間でこれ以上ない栄誉を極めた水本が大学入学後、初の全国大会で強烈な存在感を放った。両軍無得点の7回。先頭でカウント1ボール2ストライクと追い込まれてから、縦のスライダーをすくい上げ、右中間へ二塁打。送りバントで三塁まで進み、次打者のスクイズで決勝のホームを踏んだ。

 続く8回は、2死一塁の場面で再び2ストライクから今度は左投手のスライダーを左中間に運ぶ貴重な適時二塁打。「全国大会といっても、気持ちが高ぶることはなかった。リーグ戦と同じ気持ちでやれました」。4打数4安打1打点。華々しい“全国デビュー”を事もなげに振り返った。

 自身初のドーム球場での試合に違和感はあった。「マウンドも高くて、最初は自分の肩のラインも上を向いている感じでした」。それでも、2回は右前安打、4回はカーブを引っかけたゴロが不規則な回転を生み、一塁手の横をすり抜ける二塁打となったのは、“甲子園春夏連覇キャプテン”が持つ運の強さか。1試合3二塁打の大会タイ記録のおまけまで付いた。

 リーグ戦では、不動の5番として打率3割4分9厘を残し、満票で外野手のベストナインに選ばれた。だが、終盤に疲れが出たため、意図的に練習量を落とす「調整」に切り替え、今大会に合わせてきた。効果はてきめん。この日は6番に降格していたが、「気にしてません。打点を挙げたいとだけ思ってました」と強気だった。

 最後の29人目の打者からツーシームで空振りを奪い、山崎は13個目の三振で試合を締めた。許した走者は5回の中前打と失策による2人だけ。しかし、笑顔の裏には悔しさもあった。

 「昨年の大学選手権で東浜さんが14三振を奪った。14が頭の中にあった。並ぶことができなかった。力が足りなかった」

 昨年の同大会。東浜は八戸大との2回戦で14奪三振をマークしたが、決勝では早大に0―4で敗れて10年ぶりの日本一を逃した。その試合で最後の2/3回だけだが、決勝のマウンドを経験したのが山崎だった。

 生田勉監督が、ドラフト候補・九里ではなく、3年生の山崎を初戦の先発に抜てきした理由は一冊のノートにある。「日誌も判断した」と指揮官。リーグ戦中はスパイクを履いて土のグラウンドを走り込み、体をいじめ抜いた。リーグ戦終了から2週間あったが、山崎はノートにチーム一丸で日本一を奪取するという熱い思いをつづった。

 「自分の生命線は直球」とその気持ちを直球に込めた。最速146キロを記録するなど伸びのある球で勝負。1安打完封で自身全国初勝利を飾った。

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